建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.16を解説、保護コンクリートの伸縮調整目地の間隔を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.16は、防水工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

防水工事では、下地の乾燥確認、保護コンクリートの目地、シーリングの試験や硬化確認が問われます。とくに保護コンクリートの伸縮調整目地の間隔が要点です。

核心は目地の間隔です。保護コンクリートの伸縮調整目地は、中間部で縦横3m程度、立上り際で600mm程度に割り付けます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

防水は、保護コンクリートの目地間隔(中間部3m・立上り際600mm)など、数値で差がつきます。JASS8に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) アスファルト防水のコンクリート下地について、高周波水分計などで乾燥状態を測定して確認するのは妥当です。適当な記述です。
2 ×(最も不適当) 保護コンクリートの伸縮調整目地は、中間部で縦横3m程度、立上り際で600mm程度に割り付けます。中間部を5m程度とした点が不適当です。
3 ○(適当) シーリング工事で、施工前に接着性試験を行い、下地との接着を確認するのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 2成分形のシーリング材で、練混ぜ後の硬化状態を確認しながら施工するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢2は、保護コンクリートの伸縮調整目地の中間部を5m程度とした点が誤りで、正しくは縦横3m程度です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

防水層の上に打つ保護コンクリート(押えコンクリート)は、温度変化で伸び縮みします。そのままだと、ひび割れたり、立上りの防水層を押して傷めたりします。これを逃がすのが伸縮調整目地です。

伸縮調整目地は、中間部で縦横3m程度の間隔に割り付け、立上り(パラペット)際では600mm程度離して設けます。間隔が広すぎると、伸縮を十分に逃がせません。

選択肢2は、中間部の目地間隔を5m程度としています。3m程度より広く、伸縮を逃がしきれないので、最も不適当です。

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覚え方

  • 保護コンクリートの伸縮調整目地=中間部は縦横3m程度、立上り際は600mm程度
  • 目地の役割=保護コンクリートの伸縮を逃がし、防水層の立上りを守る
  • アスファルト防水の下地=高周波水分計などで乾燥状態を確認
  • シーリング=施工前に接着性試験、2成分形は硬化状態を確認

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理解度チェック

Q.

保護コンクリートの伸縮調整目地は、中間部でどのくらいの間隔に割り付ける?

縦横3m程度です。立上り際では600mm程度離して設けます。

Q.

保護コンクリートに伸縮調整目地を設けるのはなぜ?

保護コンクリートの温度による伸縮を逃がし、ひび割れや立上り防水層の損傷を防ぐためです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS8(防水工事=保護コンクリートの伸縮調整目地・アスファルト防水の下地・シーリング工事)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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