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平成27年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.11は、木造建築物の構造設計に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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枠組壁工法の床の緊結、多雪区域での必要壁量の割り増し、屋根の重さと柱の小径、面材と筋かいを併用した軸組の倍率の上限、そして筋かいと間柱が交差する部分の扱いが問われます。決め手は、筋かいと間柱のどちらを欠き込んでよいかです。
引っかけの核心は、選択肢5の欠き込みです。筋かいは耐力上重要なので欠き込んではならず、間柱のほうを欠き込むのが正しく、記述は逆にしています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 枠組壁工法で耐力壁線に囲まれた部分の水平投影面積を60m²としたので、床版の枠組材と床材を緊結する部分を補強したのは適切です。 |
| 2 | ○(正しい) | 地震力に対する必要壁量は、多雪区域では垂直積雪量に応じて割り増します。 |
| 3 | ○(正しい) | 瓦葺きの重い屋根としたので、1階の柱の小径を支点間距離の1/22としたのは適切です(令43条)。 |
| 4 | ○(正しい) | 面材と筋かいを併用した軸組の倍率は、両者の和が5を超える場合でも5とします(令46条)。 |
| 5 | ×(不適当) | 筋かいと間柱が交差する部分で筋かいのほうを欠き込んだとした点が誤りです。筋かいは欠き込んではならず、間柱のほうを欠き込みます。 |
選択肢5は、筋かいと間柱の交差部で筋かいを欠き込んだとした点が誤りで、正しくは筋かいは欠き込まず、間柱のほうを欠き込みます。
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筋かいは、地震や風の水平力に抵抗する耐力壁の要となる部材です。断面を欠き込むと引張りや圧縮に対する強さが落ちるため、筋かいには欠き込みをしてはならないのが原則です(令45条)。
筋かいと間柱が交差する場合は、間柱のほうを欠き込んで筋かいを通します。間柱は壁の下地を支える部材で、耐力上の役割は筋かいほど大きくありません。
選択肢5は筋かいを欠き込んだとしていますが、正しくは間柱を欠き込みます。「耐力の要である筋かいは傷つけない」という原則で判断しましょう。
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筋かいと間柱が交差する部分では、筋かいのほうを欠き込む。〇か×か。
×。筋かいは欠き込まず、間柱のほうを欠き込みます(令45条)。
面材と筋かいを併用した軸組の倍率は、両者の和が5を超える場合でも5とする。〇か×か。
〇。壁倍率の合計は5を上限とします(令46条)。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
