建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 柱の小径とは?3分でわかる意味と、柱の最小寸法

柱の小径とは?3分でわかる意味と、柱の最小寸法

7/1最新版入荷!一級建築士対策も◎!290名以上の方に大好評の用語集はこちら⇒ 全92頁!収録用語1100以上!建築構造がわかる専門用語集


柱の小径とは、建築基準法の基準の1つです。では柱の小径の基準は具体的に何を定めているのでしょうか。今回は、柱の小径について説明します。柱の意味は、下記が参考になります。

柱、梁とは?1分でわかる役割、違い、剛比の計算

公式LINEで構造力学の悩み解説しませんか?⇒ 1級建築士の構造・構造力学の学習に役立つ情報を配信。構造に関する質問も受付中

柱の小径とは?

柱の小径は木柱の「柱の最小寸法」を定めた基準です。具体的には下表となります。「1/○」で示す値は、


柱の寸法/横架材相互の垂直距離


で計算します。※横架材、垂直距離については、下記が参考になります。

横架材とは?1分でわかる意味、種類、欠き込みの基準、梁との違い

鉛直距離とは?1分でわかる意味、垂直距離との違い、水平距離との関係


※Aによる 左の欄以外の柱
建築物 最上階又は階数が1つの建築物の柱 その他の階の柱 最上階又は階数が1つの建築物の柱 その他の階の柱
(1)土蔵造の建築物その他これに類する壁の重量が特に大きい建築物 1/22 1/20 1/25 1/22
(2)(1)に掲げる建築物以外の建築物で屋根を金属板、石板、木板その他これらに類する軽い材料で葺いたもの 1/30 1/25 1/33 1/30
(3)(1)及び(2)に掲げる建築物以外の建築物 1/25 1/22 1/30 1/28

※Aは下記を意味します。

※A-張間方向又は桁行方向に相互の間隔が10メートル以上の柱又は学校、保育所、劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場、物品販売業を営む店舗もしくは公衆浴場の用途に供する建築物の柱


上表より、柱の小径は屋根や壁の重量、建物の用途により採用する値が違います。例えば一般的な住宅(二階建て)の場合、1階の柱は「1/30」、2階の柱は「1/33」です。横架材の垂直距離が3.0mのとき、柱の小径(最小寸法)は下記となります。


柱の小径=3000/30=100mm(2階は90)


つまり、柱の断面は最低でも100mm以上の大きさにする必要があります。但し、構造計算によって確認する場合は上表の限りではありません。

柱の小径を規定する目的

そもそも柱の小径を規定する目的は何でしょうか。


これは柱の「座屈」を防止するためです。座屈に関しては下記の記事が参考になります。

座屈とは?座屈荷重の基礎知識と、座屈の種類


柱を細くし過ぎると、材料の圧縮強度とは無関係に柱が壊れます。この現象を座屈と言います。座屈は、柱の細長比が関係しており、後述するように有効細長比の上限値も規定されます。有効細長比や細長比については下記の記事が参考になります。

有効細長比ってなに?1分でわかる意味と、細長比との違い

細長比と座屈長さ、断面二次半径の関係

木造の柱の最小寸法に関するその他の基準

前述した以外に、柱の小径に関する基準を明記しました。


1.柱の有効細長比は150以下とすること

2.階数が2を超える(3階建て以上)建築物の1階の柱は13.5cm以上とする


1つめは柱の有効細長比に関する基準です。木造の柱は、鉄骨や鉄筋コンクリート造に比べて材質が不安定な分、より厳しい基準です。有効細長比を150以下にします。


2つめは、階数が3階以上の場合に、柱を13.5cm以上にする規定です。この基準のポイントは、構造計算で13.5cm未満で問題なくても、13.5cm以上にする点です。※下記も参考になります。

建築基準法にみる「木造の構造方法」のTIPS

まとめ

今回は、柱の小径について説明しました。木造住宅は構造計算をしない場合が多く、上記の柱の小径を満足する柱寸法にするのが普通です。一級建築士の試験でも問われることの多い内容ですから、どういう基準か理解しましょう。なお、柱の小径に関する表は覚える必要はありません。下記も参考にしてくださいね。

柱、梁とは?1分でわかる役割、違い、剛比の計算

建築基準法にみる「木造の構造方法」のTIPS

【新着】ウェブ学習でこんな失敗していませんか?⇒ 広告無し!ネット不要!読みやすいPDF版学習記事



▼こちらも人気の記事です▼

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

ss7_ユニオンシステム
建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

公式LINEで構造の悩み解説しませんか?

1級建築士の構造・構造力学の学習に役立つ情報を発信中。構造に関する質問回答もしています。

友だち追加

【フォロー求む!】Pinterestで図解をまとめました

図解で構造を勉強しませんか?⇒ 当サイトのPinterestアカウントはこちら

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

あなたがなぜ、1級建築士【構造】の計算問題が苦手か知っていますか?

1級建築士の構造
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 柱の小径とは?3分でわかる意味と、柱の最小寸法
  2. 広告掲載
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事