建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 二級建築士 構造 No.25を解説、建築材料に関する誤りを見抜くポイント

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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.25は、建築材料に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

酢酸ビニル樹脂系接着剤、せっこうラスボード、けい酸カルシウム板、強化ガラス、砂岩が問われます。決め手は、強化ガラスの説明が正しいかです。

引っかけの核心は、選択肢4「強化ガラスは、2枚のフロート板ガラスを透明で強靱な中間膜で貼り合わせたもので、耐貫通性に優れている」です。これは合わせガラスの説明です。強化ガラスは、フロート板ガラスを加熱急冷して表面に圧縮層をつくり、強度を高めた1枚のガラスです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 酢酸ビニル樹脂系接着剤は、固化後にのこぎりなどで加工でき、屋内の木工事に用いる。正しい。
2 ○(正しい) せっこうラスボードは、左官材の付着をよくするため、表面に多数のくぼみを付けたせっこうボード。正しい。
3 ○(正しい) けい酸カルシウム板は、断熱性・耐火性に優れ、耐火構造の天井や壁に用いる。正しい。
4 ×(不適当) 中間膜で貼り合わせたのは合わせガラス。強化ガラスは加熱急冷で表面に圧縮層をつくった1枚のガラスで、説明が誤りです。
5 ○(正しい) 砂岩は、堆積した岩石や鉱物の破片・粒子が圧力で固化した岩石で、内壁の仕上げに用いる。正しい。

選択肢4は、強化ガラスに合わせガラスの説明を当てた点が誤りで、強化ガラスは加熱急冷で表面に圧縮層をつくった1枚のガラスです。

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選択肢4のポイント

強化ガラスは、フロート板ガラスを加熱してから急に冷やし、表面に圧縮の力を残したガラスです。普通のガラスより強度が高く、割れても細かい粒状になります。1枚のガラスです。

選択肢4の説明「2枚のガラスを中間膜で貼り合わせ、耐貫通性に優れる」は合わせガラスの特徴です。合わせガラスは割れても破片が中間膜に留まります。

選択肢4は強化ガラスと合わせガラスを取り違えています。「強化ガラスは加熱急冷の1枚、合わせガラスは中間膜で接着」と押さえます。

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覚え方

  • 強化ガラスは加熱急冷で表面に圧縮層をつくった1枚のガラス(中間膜で貼り合わせたのは合わせガラス)
  • 酢酸ビニル樹脂系接着剤は固化後に加工でき屋内木工事に使う
  • せっこうラスボードは表面にくぼみを付けた左官下地
  • けい酸カルシウム板は断熱・耐火性に優れ耐火構造の天井・壁に使う

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理解度チェック

Q.

強化ガラスは、2枚のフロート板ガラスを中間膜で貼り合わせたものである。〇か×か。

×。それは合わせガラス。強化ガラスは加熱急冷で表面に圧縮層をつくった1枚のガラス。

Q.

左官材の付着をよくするため、表面に多数のくぼみを付けたせっこうボードを何というか。

せっこうラスボード

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ(建築構造)問題」
  • 建築材料(強化ガラスは加熱急冷の1枚・合わせガラスは中間膜、けい酸カルシウム板、砂岩):建築材料の各規格ほか。
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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