建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 一級建築士、二級建築士の勉強 > 強化ガラスとは?1分でわかる意味、厚み、割れ方、特徴

強化ガラスとは?強度・厚み・割れ方を普通ガラスと比べて解説

この記事の要点

設計事務所で働いていたとき、建材メーカーのカタログで「強化」「合わせ」の区別がよく問われた。強化ガラスは熱処理で表面に圧縮応力を与えることで強度を高めているが、一度割れると全面が粒状になるため、破片による二次被害が少ない。

厚みは一般に4〜19mmの規格があり、サッシや扉の用途で使い分ける。合わせガラスや複層ガラスとの違いも含め、選定の基準を整理しておきたい。

割れにくく衝撃に強い一方、割れたときは細かい破片になるため安全性が高く、ビルの出入口や自動車窓など衝撃のかかる開口部に用いられます。

この記事では、強化ガラスとは何か、割れ方とは何か、倍強度ガラスとどう違うのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


強化ガラスとは、一般的な板ガラスに比べて、3~5倍程度、強度を高めたガラスです。衝撃に強く、割れにくい特徴があります。今回は強化ガラスの意味、特徴、厚み、割れ方について説明します。強化ガラスは、主にビルの出入り口や車の窓などに使います。


※ビルの出入り口を、開口ともいいます。開口の意味は、下記が参考になります。

開口部とは|定義・読み方・建築基準法での意味

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

強化ガラスとは?

強化ガラスは、一般的な板ガラスに比べて、3~5倍程度、強度を高めたガラスです。


強度を高めた分、割れにくいです。また、衝撃にも強いので、自動車の窓などに利用されます。強化ガラスは、JIS R 3206に規定される工業製品です。


なお、似た用語に「倍強度ガラス」があります。倍強度ガラスは、一般的なガラスの2倍ほど強度が高いです。よって、倍強度ガラスよりも強化ガラスの方が、強度が高いです。


なお、JISでは下記の定義がされています。


強化ガラスとは、板ガラスを熱処理してガラス表面に強い圧縮応力層をつくり、破壊強さを増加させ、かつ、破損したときに細片となるようにしたもの

強化ガラスの特徴

強化ガラスの特徴を下記に整理しました。


・一般的なガラスの3~5倍の強度があるため、割れにくい

・衝撃に強い

・所定の形状に製造後は、切断できない

・割れるとき、ガラスの破片が小さい


強化ガラスを2枚または複数枚併せて、強度や破損時の安全性を高めたガラスを、「強化合わせガラス」といいます。強化合わせガラスは、床や階段床などに用います。※合わせガラスの詳細は、下記が参考になります。

合わせガラスとは?1分でわかる意味、特徴、厚み、中間膜、強化ガラスとの関係

強化ガラスの厚み

強化ガラスの厚みはJISに規定されます。下記に示します。なお、フロート強化ガラスと、熱線反射強化ガラスでは、厚みが変わります。

フロート強化ガラス

4.0mm

5.0mm

6.0mm

8.0mm

10.0mm

12.0mm

15.0mm

19.0mm

熱線反射強化ガラス

6.0mm

8.0mm

10.0mm

12.0mm

強化ガラスの割れ方

強化ガラスは割れる時、破片が小さく、破片は丸みを帯びています。ガラスの破片により怪我をする恐れが軽減されたガラスといえます。ビルの出入り口や自動車など、破損が考えられる開口部には、強化ガラスが良いでしょう。

混同しやすい用語

強化ガラス

板ガラスを熱処理して表面に強い圧縮応力層をつくり、一般ガラスの3〜5倍の強度にしたガラスです。割れると細かい粒状の破片になるため安全性が高いです。

形状に製造後は切断できない点が倍強度ガラスとの共通の注意点ですが、強化ガラスの方が強度は高いです。

合わせガラス(強化合わせガラス)

強化ガラスを2枚以上貼り合わせたもので、破損時に破片が中間膜に付着して飛散を防ぐ構造になっており、床や階段など破損時の危険性が高い箇所に用います。

強化ガラス単体と異なり、破片が飛散しにくいため安全性がさらに高く、フロア開口部などに採用されます。

強化ガラスを整理した表を示します。

項目強化ガラス合わせガラス(強化合わせ)
強度一般ガラスの3~5倍強化ガラスを2枚以上貼り合わせ
割れ方細かい粒状の破片(丸みを帯びる)破片が中間膜に付着して飛散しない
主な用途ビル出入口・自動車の窓床ガラス・階段床など
JIS規格JIS R 3206JIS R 3205

まとめ

今回は強化ガラスについて説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

強化ガラスは、一般的なガラスに比べて、3~5倍程度、強度を高めたガラスです。

割れにくく、衝撃に強いです。

また、割れた時は細かい破片となるので、危険性が軽減されています。

出入口などの開口部に利用されます。

※開口部の意味は下記が参考になります。

開口部とは|定義・読み方・建築基準法での意味


併せて、その他のガラス種類についても学習しましょう。

網入りガラスとは?1分でわかる意味、特徴、厚み、割れ方、耐風圧

複層ガラスとは?1分でわかる意味、読み方、特徴、結露、断熱性との関係

フロート板ガラスとは?製造方法・厚みの種類と型板ガラス・強化ガラスとの違い

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 一級建築士、二級建築士の勉強 > 強化ガラスとは?1分でわかる意味、厚み、割れ方、特徴
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事