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フロート板ガラスとは?製造方法・厚みの種類と型板ガラス・強化ガラスとの違い

この記事の要点

フロート板ガラスはフロート法(溶融ガラスを錫浴に流す製法)で作られた板ガラスで、建築用ガラスの標準品です。「普通のガラス」と言えばほぼフロート板ガラスを指しますが、型板ガラス・強化ガラス・複層ガラスとの使い分けを知ることで適切な材料選定ができます。

このページではフロート板ガラスの製造方法・特徴・厚みのバリエーションと、他のガラス種別との違いを解説します。

やや緑がかった透明でコストが安く、特殊な機能はない。型板ガラス(表面に模様付き)とは異なる。厚みは1.9mm〜25mmの種類がある。

この記事では、フロート板ガラスとは何か、型板ガラスとどう違うのかを整理します。

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フロート板ガラスとは、フロート法により製造された板ガラスのことです。ガラスの製造はフロート法が一般的なので、普通板ガラスは、フロート板ガラスを指します。今回はフロート板ガラスの意味、特徴、厚み、型板ガラスとの違いについて説明します。


※ガラスには、色々な種類があります。強化ガラス、合わせガラスの意味は下記が参考になります。

強化ガラスとは?強度・厚み・割れ方を普通ガラスと比べて解説

合わせガラスとは?1分でわかる意味、特徴、厚み、中間膜、強化ガラスとの関係

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フロート板ガラスとは?

フロート板ガラスとは、フロート法による板ガラスです。板ガラスの製造はフロート法が一般的です。よって普通板ガラスは、フロート板ガラスを指します。


フロート法を説明しますね。フロート法では、まず溶かした「すず」の上に、同様に溶かしたガラスを流し込みます。すずとガラスの比重を比較すると、ガラスが軽いです。よって、ガラスはすずの上に浮きます。


また、ガラスは表面張力により、勝手に平らになろうとします。※表面張力とは、表面の厚みをできるだけ小さくしようとする力です。


溶かしたすずを水平にすれば、ガラスも自然に水平になり、徐々に冷却すれば、均一の厚みで平らな板ガラスができます。


上記を、フロート法といい、フロート法により製造された板ガラスが、フロート板ガラスです。フロート板ガラスは、JISR3202に規定されます。

フロート板ガラスの厚み

フロート板ガラスの厚みは下記です。


1.9mm

2.5mm

3.0mm

4.0mm

5.0mm

6.0mm

6.5mm

8.0mm

10.0mm

12.0mm

15.0mm

19.0mm

22.0mm

25.0mm


なお、フロート板ガラスの厚みの調整は、ガラスの流入速度で行います。

フロート板ガラスの特徴

フロート板ガラスの特徴は下記です。


・いわゆる、普通の板ガラスなのでコストが安い

・やや緑がかった透明のガラス

・他ガラスに比べて、特殊な性能は無い


フロート板ガラスは、最も一般的なガラスです。特殊な機能が無い分、コスト面が有利です。

フロート板ガラスと型板ガラスとの違い

フロート板ガラスと型板ガラスの違いを下記に整理しました。


フロート板ガラス ⇒ フロート法により製造された板ガラスのこと。

いわゆる普通の板ガラス。

型板ガラス  ⇒ 表面に色々な型(模様)がつけられた板ガラス。

片側の表面に模様があるので、透視しにくい。

プライバシー確保の目的や、デザインなどで用いられる。

混同しやすい用語

フロート板ガラス

フロート法で製造された普通の板ガラス。

特殊な機能はなくコストが安い。

やや緑がかった透明。

JIS R3202に規定。

型板ガラス

片面に模様(型)がつけられた板ガラス。

透視しにくいためプライバシー確保やデザインに利用される。

製造法や見た目がフロート板ガラスと異なる。

フロート板ガラスと型板ガラスの比較
項目フロート板ガラス型板ガラス
表面の特徴透明・平滑(やや緑がかった透明)片面に模様(型)がある
透視性高い(透明)低い(透視しにくい)
主な用途一般的な窓ガラスプライバシー確保・デザイン目的

まとめ

今回はフロート板ガラスについて説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

フロート板ガラスは、フロート法により製造された板ガラスです。

ガラスの製造法は、フロート法が一般的です。

よって、普通の板ガラスと考えてください。

ガラスの種類として、強化ガラス、合わせガラスなどがあります。

下記も参考にしてください。

強化ガラスとは?強度・厚み・割れ方を普通ガラスと比べて解説

複層ガラスとは?1分でわかる意味、読み方、特徴、結露、断熱性との関係

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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