この記事の要点
フロート板ガラスとは、溶けたすずの上にガラスを浮かせて冷却するフロート法で製造された板ガラス。最も一般的な板ガラスで、普通板ガラスとも呼ばれる。
やや緑がかった透明でコストが安く、特殊な機能はない。型板ガラス(表面に模様付き)とは異なる。厚みは1.9mm〜25mmの種類がある。
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フロート板ガラスとは、フロート法により製造された板ガラスのことです。ガラスの製造はフロート法が一般的なので、普通板ガラスは、フロート板ガラスを指します。今回はフロート板ガラスの意味、特徴、厚み、型板ガラスとの違いについて説明します。
※ガラスには、色々な種類があります。強化ガラス、合わせガラスの意味は下記が参考になります。
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フロート板ガラスとは、フロート法による板ガラスです。板ガラスの製造はフロート法が一般的です。よって普通板ガラスは、フロート板ガラスを指します。
フロート法を説明しますね。フロート法では、まず溶かした「すず」の上に、同様に溶かしたガラスを流し込みます。すずとガラスの比重を比較すると、ガラスが軽いです。よって、ガラスはすずの上に浮きます。
また、ガラスは表面張力により、勝手に平らになろうとします。※表面張力とは、表面の厚みをできるだけ小さくしようとする力です。
溶かしたすずを水平にすれば、ガラスも自然に水平になり、徐々に冷却すれば、均一の厚みで平らな板ガラスができます。
上記を、フロート法といい、フロート法により製造された板ガラスが、フロート板ガラスです。フロート板ガラスは、JISR3202に規定されます。
フロート板ガラスの厚みは下記です。
1.9mm
2.5mm
3.0mm
4.0mm
5.0mm
6.0mm
6.5mm
8.0mm
10.0mm
12.0mm
15.0mm
19.0mm
22.0mm
25.0mm
なお、フロート板ガラスの厚みの調整は、ガラスの流入速度で行います。
フロート板ガラスの特徴は下記です。
・いわゆる、普通の板ガラスなのでコストが安い
・やや緑がかった透明のガラス
・他ガラスに比べて、特殊な性能は無い
フロート板ガラスは、最も一般的なガラスです。特殊な機能が無い分、コスト面が有利です。
フロート板ガラスと型板ガラスの違いを下記に整理しました。
フロート板ガラス ⇒ フロート法により製造された板ガラスのこと。いわゆる普通の板ガラス。
型板ガラス ⇒ 表面に色々な型(模様)がつけられた板ガラス。片側の表面に模様があるので、透視しにくい。プライバシー確保の目的や、デザインなどで用いられる。
混同しやすい用語
フロート板ガラス
フロート法で製造された普通の板ガラス。特殊な機能はなくコストが安い。やや緑がかった透明。JIS R3202に規定。
型板ガラス
片面に模様(型)がつけられた板ガラス。透視しにくいためプライバシー確保やデザインに利用される。製造法や見た目がフロート板ガラスと異なる。
今回はフロート板ガラスについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。フロート板ガラスは、フロート法により製造された板ガラスです。ガラスの製造法は、フロート法が一般的です。よって、普通の板ガラスと考えてください。ガラスの種類として、強化ガラス、合わせガラスなどがあります。下記も参考にしてください。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築で使われるガラスには多くの種類があります。フロート板ガラスは最も基本的なガラスとして覚えておきましょう。強化・合わせ・複層・型板など、目的に応じてガラスを選定することが設計の実務で重要です。