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令和6年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.8は、構造計算における設計用地震力に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 腐植土・泥土等の沖積層が深さおおむね30m以上の場合、第三種地盤とします。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 鉄骨造の設計用一次固有周期は、一般に建築物の高さに0.03を乗じて算出します。正しい記述です。 |
| 3 | ×(誤り) | Rtは、同一地盤種別では設計用一次固有周期が長くなるほど小さくなります。「大きくなる」は誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | 著しく軟弱な区域の木造の標準せん断力係数C0は、原則0.3以上とします。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 地震層せん断力係数Ciは、一般に上階になるほど大きくなります。正しい記述です。 |
選択肢3の「Rtは固有周期が長くなるほど大きくなる」という記述が誤りで、正しくは小さくなります。
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選択肢3は「振動特性係数Rtは、同一の地盤種別の場合、建築物の設計用一次固有周期が長くなるほど大きくなる」としていますが、ここが誤りです。Rtは固有周期が長くなるほど小さくなるんです。
Rtは、建物の揺れやすさ(固有周期)と地盤の特性に応じて地震力をどれだけ見込むかを表す係数ですね。固有周期が短い(がっしりして揺れが速い)建物は地震の揺れに共振しやすく、Rt=1.0で地震力をそのまま見込みます。一方、固有周期が長い(高くて揺れがゆっくりな)建物は短周期の地震動と共振しにくく、Rtが1.0より小さくなって地震力が低減されます。つまり周期が長くなるほどRtは小さくなるんです。
誤りの核心は、Rtが固有周期が長いほど大きくなるとした点で逆です。Rtは固有周期が長いほど小さい(地震力が減る)と押さえましょう。
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振動特性係数Rtは、固有周期が長くなるほど大きくなる?小さくなる?
小さくなります。周期が長い建物ほど短周期の地震動と共振しにくく、地震力が低減されます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(条文は出題時点の建築基準法令に基づく)

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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振動特性係数Rtは、同一の地盤種別の場合、建築物の設計用一次固有周期が長くなるほど小さくなります。周期が長い(揺れがゆっくりな)建物ほど、地震の揺れに共振しにくく、地震力が小さくなるためです。
選択肢3は「長くなるほど大きくなる」としているので、大小が逆で誤りなんです。Rtは固有周期が長いほど小さいと押さえましょう。