この記事の要点
地盤種別は第一種~第三種地盤まであり、種別によって振動特性係数Rtが変わり、設計用地震力の大きさに影響します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
地盤種別とは、硬さを表します。第一種地盤から第三種地盤まであり、三種地盤は軟弱地盤で一種地盤は良質な地盤です。地盤種別は振動特性係数の値に関係し、地震力の大きさが変わります。今回は地盤種別の意味、判定方法、建築基準法、tcとの関係について説明します。※第一種地盤、三種地盤については下記が参考になります。
第1種地盤とは?1分でわかる意味、第3種地盤との違い、特徴、tcの計算法
地震力の算定方法は下記が参考になります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
地盤種別は、地盤の硬さを表す用語です。第一種~第三種地盤まであります。各地盤の硬さは下記です。
・第一種地盤 ⇒ 硬い地盤
・第二種地盤 ⇒ 普通の地盤
・第三種地盤 ⇒ 軟らかい地盤(軟弱地盤)
第一種地盤、第三種地盤の特徴は下記が参考になります。
第1種地盤とは?1分でわかる意味、第3種地盤との違い、特徴、tcの計算法
地盤種別は下記の地盤です(下記の地質条件により判定します)。
・第一種地盤 ⇒岩盤、硬質砂れき層その他主として第3紀以前の地層によって構成されるもの
・第二種地盤 ⇒第一種地盤、第三種地盤以外のもの
・第三種地盤 ⇒腐植土、泥土などで大部分が構成される沖積土で、深さが30m以上のものなど
上記の詳細は、告示1793号に明記があります(告示では、建築基準法施行令第88条に関する具体的な内容を示しています)。
また、上記の判定の他、下記に留意します。
・支持層の地盤の層厚は最低3m、5m~10mが望ましい。
・第三種地盤の「大部分」とは、深さ30m間の一部に腐植土、泥土以外の地層が混じっている場合も含む。
地盤は、普通、色々な地層が混じっています。例えば、一種地盤の下に二種地盤、その下に三種地盤という状況です。多層地盤のとき、地盤種別をどう判断するのか、下記の書籍が参考になります。
地盤種別とTcの関係を下記に示します。※Tcは、地盤の固有周期です。
・第一種地盤 ⇒ 0.4
・第二種地盤 ⇒ 0.6
・第三種地盤 ⇒ 0.8
Tcの値と、建物の固有周期により振動特性係数の値が決定します。振動特性係数は下記が参考になります。
混同しやすい用語
振動特性係数Rt
地盤種別から決まるtcと建物の固有周期Tをもとに算定される地震力の補正係数です。地盤種別そのものではなく、tcを介してRtに影響を与える点に注意が必要です。
支持地盤
基礎が荷重を伝える特定の地層を指します。地盤種別は建築基準法による地震力計算上の分類であり、支持地盤の選定とは目的が異なります。
地盤種別を整理した表を示します。
| 地盤種別 | 地盤の特徴 | Tcの値 |
|---|---|---|
| 第一種地盤 | 岩盤・硬質砂礫層等(硬い地盤) | 0.4 |
| 第二種地盤 | 第一種・第三種以外(普通の地盤) | 0.6 |
| 第三種地盤 | 腐植土・泥土等(軟弱地盤) | 0.8 |
今回は地盤種別について説明しました。意味が理解頂けたと思います。地盤種別は、地盤の硬さを意味します。地盤種別に応じてTcの値が変わります。Tcは振動特性係数の値に影響するので、地震力が変わります。地震力の算定で注意したいですね。※地震力については下記が参考になります。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
「第三種地盤(軟弱地盤)はtcが大きい」→「Rtが小さくなる場合がある」という振動特性との関係が試験に出ます。