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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.11は、鉄筋コンクリートの耐久性を確保するための材料・調合等に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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塩化物量の上限、アルカリシリカ反応の抑制、単位水量、水セメント比、ひび割れの処置が並びます。判断の決め手は、構造耐力上主要な部分の塩化物量をどこまで許容するかです。
引っかけの核心は、コンクリート中の塩化物量を「0.35kg/m³以下」としているところです。塩化物イオン量として0.30kg/m³以下が原則で、0.35kg/m³は上限を超えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | 構造耐力上主要な部分のコンクリートの塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m³以下が原則です。0.35kg/m³は上限を超えます。 |
| 2 | ○(正しい) | アルカリシリカ反応の抑制に、高炉セメントB種を使用するのは適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | ひび割れ防止のため、所要の品質が得られる範囲で単位水量をできるだけ小さくするのは適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | 海岸に近い地域で、水セメント比を小さくし密実なコンクリートとするのは適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | 幅0.4mmのひび割れに耐久性上支障のない処置を施し、工事監理者の承認を受けるのは適切です。 |
選択肢1は、塩化物量を0.35kg/m³以下とした点が誤りで、塩化物イオン量として0.30kg/m³以下が原則です。
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コンクリート中に塩化物が多いと、鉄筋が錆びやすくなります。錆びた鉄筋は膨張し、かぶりコンクリートを押し割ってひび割れを起こします。だから塩化物量には上限を設けます。
構造耐力上主要な部分では、塩化物イオン量として0.30kg/m³以下が原則です。この値を超える塩化物は鉄筋の腐食リスクを高めます。
選択肢1は「0.35kg/m³以下」としています。0.35kg/m³は0.30kg/m³を超えており、原則の上限からはみ出します。ここが誤りです。塩化物量は0.30kg/m³以下に収めなければなりません。
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構造耐力上主要な部分のコンクリートの塩化物量は、塩化物イオン量として0.35kg/m³以下とする。〇か×か。
×。原則は塩化物イオン量として0.30kg/m³以下です。0.35kg/m³は上限を超えます。
海岸に近い地域では、水セメント比を小さくして密実なコンクリートとする。〇か×か。
〇。塩害への対策として、水セメント比を小さくし密実にするのは適切です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
