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構造耐力上主要な部分とは、長期荷重および短期荷重を負担する(支える)部材をいいます。一般的に「構造部材」といいます。今回は、構造耐力上主要な部分の意味、定義、種類、主要構造部との違い、非構造部材との違いについて説明します。
※構造部材、非構造部材の意味は下記が参考になります。
構造部材とは?1分でわかる意味、種類、定義、非構造部材との違い
非構造部材とは?1分でわかる意味、耐震性、種類、構造部材との違い
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構造耐力上主要な部分は、一般的に「構造部材」といいます。長期荷重および短期荷重を負担する部分と考えてください。
※長期荷重は常時作用する荷重のこと(人や建物自重など)、短期荷重は短期的に作用する荷重(地震や雪など)です。長期荷重、短期荷重については下記が参考になります。
建築基準法施行令(令1条三号)では、構造耐力上主要な部分が明確に定義されています。下記に示す部材です。
・基礎
・基礎ぐい
・壁
・柱
・小屋組み
・土台
・斜材(筋交い、方杖、火打ち材、その他これに類するもの)
・床版
・屋根版
・横架材(はり、けた、その他これに類するもの)
さらに、構造耐力上主要な部分は上記の部材に対して、
建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の振動若しくは衝撃を支えるもの
という条件があります。上記をまとめると、構造耐力上主要な部分は
・長期荷重および短期荷重を負担する(支える)部材
です。
構造耐力上主要な部分と混同されやすい用語が「主要構造部」です。主要構造部は、火災に対する安全を確保するために重要な構造部分をイメージしています。構造耐力上主要な部分との違いは下記です。
構造耐力上主要な部分 ⇒ 荷重に対する安全性を確保するため重要な構造部材
主要構造部 ⇒ 火災に対する安全性を確保するため重要な構造部材
主要構造部は法2条第五号より下記の定義があります。
・壁(構造上重要でない間仕切壁は除く)
・柱(間柱、附け柱、揚げ柱は除く)
・床(最下階の床、廻り舞台の床は除く)
・はり(小ばりは除く)
・屋根(庇は除く)
・階段(局所的な小階段、屋外階段その他これに類するものは除く)
基礎や、最下階の床が主要構造部から除かれているのは、火災に対して影響が少ないためです。
※主要構造部は下記も参考になります。
主要構造部とは?1分でわかる意味、種類、基礎や天井の扱い、耐火構造との関係
非構造部材とは、
構造耐力上主要な部分に含まれない部材
です。平19国交告第594号第1第三号で定義されています。詳細は下記も参考になります。
非構造部材とは?1分でわかる意味、耐震性、種類、構造部材との違い
例えば天井は、構造耐力上主要な部分で定義がありません。よって非構造部材です。但し、別の条文で特定天井が定義されています。一定の規模以上は特定天井となり、構造的な検討が必要です。※特定天井については下記が参考になります。
今回は構造耐力上主要な部分について説明しました。定義や、種類が理解頂けたとおもいます。法文、条文はややこしい用語が多いです。間違えないよう注意したいですね。下記も参考になります。
主要構造部とは?1分でわかる意味、種類、基礎や天井の扱い、耐火構造との関係
構造部材とは?1分でわかる意味、種類、定義、非構造部材との違い
非構造部材とは?1分でわかる意味、耐震性、種類、構造部材との違い
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