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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.7は、土工事・地業工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ディープウェル工法、砂地業の山砂、捨てコンクリート地業、場所打ちコンクリート杭の試験杭、既製コンクリート杭のやっとこが並びます。判断の決め手は、ディープウェル工法が何のための工法かです。
引っかけの核心は、ディープウェル工法を地盤沈下の防止として挙げているところです。ディープウェルは井戸で地下水を汲み上げて水位を下げる排水工法で、むしろ周囲の地盤沈下を招くおそれがあります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | ディープウェル工法は井戸で地下水を汲み上げて水位を下げる排水工法で、周囲の地盤沈下を招くおそれがあります。地盤沈下を防止する目的なら復水(リチャージ)工法を用います。 |
| 2 | ○(正しい) | 砂地業でシルトを含まない山砂を使用するのは適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | 墨出し・配筋・型枠の建込みのために捨てコンクリート地業を行うのは適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | 場所打ちコンクリート杭で、強度に十分な余裕が見込めるとき試験杭を本杭とするのは適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | 既製コンクリート杭で、作業地盤面以下への打込みにやっとこを用いるのは適切です。 |
選択肢1は、ディープウェル工法を地盤沈下の防止とした点が誤りで、これは地下水を汲み上げる排水工法で、むしろ地盤沈下を招くおそれがあります。
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ディープウェル工法は、掘削する範囲の周りに深い井戸を掘り、水中ポンプで地下水を汲み上げて地下水位を下げる排水工法です。掘削面が地下水でゆるむのを防ぎ、ドライな状態で工事を進めるために使います。
ただし地下水を汲み上げると、周囲の地盤中の水も引き込まれて水位が下がります。その結果、まわりの地盤が締まって沈み、近隣の建物へ影響が出るおそれがあります。地盤沈下を防ぐのとは逆の性格を持つ工法です。
選択肢1はディープウェルを地盤沈下の防止としていますが、これは排水による沈下のリスクを取り違えているので誤りです。周囲の地盤沈下を防ぎたいときは、汲み上げた水を別の井戸から地盤へ戻す復水(リチャージ)工法を用います。「ディープウェル=汲み上げ=沈下のおそれ」と結び付けて覚えておくと、この手の問題で迷いません。
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ディープウェル工法は、周囲の地盤沈下を防止するために用いる。〇か×か。
×。ディープウェルは地下水を汲み上げる排水工法で、むしろ地盤沈下を招くおそれがあります。沈下防止は復水(リチャージ)工法です。
砂地業には、シルトを含まない山砂を用いる。〇か×か。
〇。砂地業には、シルトを含まない山砂を使います。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
