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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.8は、コンクリート工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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構造体強度補正値、水平打継ぎの勾配、設計かぶり厚さ、柱と梁の打込み順序が並びます。判断の決め手は、予想平均気温が低いときに構造体強度補正値をいくつにするかです。
引っかけの核心は、予想平均気温5℃のときに補正値を3N/mm²としているところです。普通ポルトランドセメントでは、予想平均気温が8℃未満のとき、構造体強度補正値は6N/mm²とします。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | 普通ポルトランドセメントで予想平均気温が8℃未満のときは、構造体強度補正値は6N/mm²です。5℃で3N/mm²は不足します。 |
| 2 | ○(正しい) | 外壁の水平打継ぎに外側下がりの勾配を付けるのは、雨水を室外へ流す止水の考え方として適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | 直接土に接する柱・梁・壁・スラブの設計かぶり厚さは、最小かぶり40mmに施工誤差10mmを足した50mmで適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | 柱の打込みで、いったんスラブや梁で受けてから各面へ流し込むのは、材料分離を抑える手順として適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | 梁の打込みを、壁や柱の沈みが落ち着いた後に行うのは、沈みひび割れを防ぐ手順として適切です。 |
選択肢1は、予想平均気温5℃で補正値を3N/mm²とした点が誤りで、8℃未満のときは6N/mm²とします。
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構造体強度補正値は、実際の構造体コンクリートが、標準養生した供試体より強度が出にくいぶんを見込んで、調合強度を上乗せする値です。気温が低いほど強度の発現が遅れるので、補正値は大きくなります。
普通ポルトランドセメントの場合、予想平均気温が8℃以上なら3N/mm²、8℃未満なら6N/mm²とします。問題の予想平均気温は5℃なので、8℃未満にあたり、正しくは6N/mm²です。
選択肢1は5℃で3N/mm²としていますが、これは寒い時期の強度不足を見込めていないので誤りです。数値の境目である8℃を覚えておくと、この手の問題で迷いません。
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普通ポルトランドセメントで予想平均気温が5℃のとき、構造体強度補正値は3N/mm²でよい。〇か×か。
×。予想平均気温が8℃未満のときは6N/mm²とします。5℃なら6N/mm²です。
直接土に接する柱・梁・壁・スラブの設計かぶり厚さは、特記がなければ50mmとしてよい。〇か×か。
〇。最小かぶり厚さ40mmに施工誤差10mmを加えた50mmが設計かぶり厚さです。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
