この記事の要点
捨てコンクリートとは、基礎下や地中梁下に設ける無筋コンクリートであり、強度を必要としない。
目的は①墨出し(通り芯の目印づくり)と②作業面の平滑化(施工性の向上)の2つ。
強度はFc18程度で十分、スランプは15または18cm、配筋は不要。
厚さは50mm程度が標準で、砕石60mm上に打設する。
この記事では、捨てコンクリートとは何か、スランプとは何か、砕石とどう関係するのか、捨てコンピットとは何かを整理します。
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捨てコンクリートは、基礎下や地中梁下にもうける無筋コンクリートです。今回は、捨てコンクリートに関する基礎知識と役割について説明します。また捨てコンクリートの強度やスランプ、配合、厚みについても説明しましょう。
無筋コンクリートの意味と特徴、「捨て」の意味は、下記が参考になります。
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捨てコンクリートは、基礎下や地中梁下、地面に接するスラブ下に設ける無筋コンクリートのことです。
下図をみてください。
このように地中梁下には捨てコン50mmと砕石60mmを敷きます。
捨てコンクリートと砕石は併せて覚えましょう。
※無筋コンクリート、砕石の意味は下記をご覧ください。
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捨てコンクリートの目的の1つは、「墨出し」です。
建物は基礎⇒1階⇒2階・・・というように、下から上へと順番につくります。
何もない更地で、真っすぐ建物を建てようと思うと、何らかの目印が必要です。
その目印が、通り芯であり、通り芯をつくる作業が、墨出しになります。
通り芯の意味は下記が参考になります。
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2つめの目的は作業性の向上です。捨てコンクリートを打つことで作業箇所が平滑化します。例えば基礎の配筋をするときスペーサーが必要ですが、捨てコンが無ければ満足にスペーサーを配置することもできないでしょう。
捨てコンクリートは建物の強度と直接関係はありませんが、前述した施工性と密接にかかわっており欠かすことのできない部材です。
以上のように、捨てコンクリートに強度は必要ありません。土間コンクリートも構造的に強度を求めていませんが、それでも沈下すると危ないので、ひび割れない程度に鉄筋を入れたり、鉄筋コンクリートの強度を最低限必要とします。
一方、捨てコンクリートは施工的に必要な「無筋コンクリート」です。配筋は全く必要なく、コンクリートの強度はFc18で十分でしょう。※捨てコンクリートの強度などは無筋コンクリートの基準に準拠します。下記の記事が参考になります。
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捨てコンクリートは前述したように、強度を必要としません。スランプは15又は18cmのどちらでも良いと思います。こちらも無筋コンクリートの規準に準拠するので、厳しい制限はありません。
スランプ、スランプ試験の意味は下記が参考になります。
捨てコンクリートを整理した表を示します。
| 項目 | コンクリートの種類 | 目的 |
|---|---|---|
| 捨てコンクリート | 基礎底部の作業面を水平に確保 | 無筋コンクリート(50~100mm) |
| ベースコンクリート | 基礎底版を形成する構造コンクリート | 設計強度を持つ鉄筋コンクリート |
| 基礎コンクリート | 建物荷重を地盤に伝える | 配筋・型枠を正確に設置 |
今回は捨てコンクリートについて説明しました。捨てコンクリートの役割を理解いただけたと思います。耐力を必要としない捨てコンクリートですが、間接的に建物の耐震性に関わるので必ず必要です。描き忘れのないように注意しましょう。
無筋コンクリート、「捨て」の意味など下記も併せて勉強しましょうね。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
