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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.23は、建築工事に用いられる工法に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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親杭横矢板工法、プレボーリング根固め工法、ノンスカラップ工法、あと詰め中心塗り工法、密着張り(ヴィブラート工法)が並びます。判断の決め手は、ノンスカラップ工法が何のための工法かです。
引っかけの核心は、ノンスカラップ工法を鉄筋の継手の工法として説明しているところです。ノンスカラップ工法は鉄骨の溶接でスカラップを設けない工法で、鉄筋の継手とは関係ありません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 地下水位が床付け面より低い山留め工事で、親杭横矢板工法を採用するのは適切です。 |
| 2 | ○(正しい) | 既製コンクリート杭で、支持地盤に杭先端を定着させるプレボーリング根固め工法を採用するのは適切です。 |
| 3 | ×(最も不適当) | ノンスカラップ工法は鉄骨の溶接でスカラップを設けない工法です。鉄筋の継手の工法ではありません。 |
| 4 | ○(正しい) | 露出形式柱脚のベースモルタルを平滑に仕上げにくいとき、あと詰め中心塗り工法を採用するのは適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | 外壁の二丁掛けタイルを、密着張り(ヴィブラート工法)で張り付けるのは適切です。 |
選択肢3は、ノンスカラップ工法を鉄筋の継手の工法とするとした点が誤りで、正しくは鉄骨溶接の工法です。
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スカラップは、鉄骨の梁を柱に溶接するとき、溶接線が交わる部分に設ける扇形の切り欠きです。溶接をしやすくする一方、その角に応力が集中し、地震時のひび割れや破断の起点になりやすい弱点があります。
ノンスカラップ工法は、このスカラップを設けずに溶接する工法です。応力集中を避け、溶接部の靱性を高める目的で使います。あくまで鉄骨の溶接に関する工法です。
選択肢3はこれを鉄筋の継手の工法として説明していますが、これは鉄骨の溶接工法を鉄筋工事に当てはめているので誤りです。ノンスカラップ=鉄骨溶接、と結び付けて覚えておくと迷いません。
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ノンスカラップ工法は、鉄筋の継手を対象とした工法である。〇か×か。
×。ノンスカラップ工法は鉄骨の溶接でスカラップを設けない工法です。鉄筋の継手とは無関係です。
地下水位が床付け面より低い山留め工事で、親杭横矢板工法を採用してよい。〇か×か。
〇。地下水位が低く出水のおそれが小さい場合、親杭横矢板工法を採用できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
