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平成28年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.18は、金属工事およびガラス工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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金属・ガラスでは、アルミの伸縮、サッシのモルタル詰め、セッティングブロック、ガラスの熱割れが問われます。とくに熱割れと熱線吸収板ガラスの関係が要点です。
核心は、ガラスが日射を吸収するかどうかです。熱線吸収板ガラスは日射を吸収して自身が温まり、面内の温度差が大きくなります。だから熱割れはしやすくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | アルミ手摺で、温度差40℃の伸縮の目安を1m当たり1.0mm程度として伸縮調整部を設けるのは妥当です。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | アルミサッシ下部のモルタルを確実に充塡するため、水切り板下部とサッシ下枠下部のモルタル詰めを二度に分けて行うのは妥当です。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 引違い窓のセッティングブロックを、板ガラスの両端部からガラスの横幅寸法の1/4の位置に設置するのは妥当です。適当な記述です。 |
| 4 | ×(最も不適当) | 熱線吸収板ガラスは日射を吸収して温まり、面内の温度差で熱割れしやすくなります。熱割れ防止に用いるとする点が誤りです。 |
選択肢4は、熱割れ防止のために熱線吸収板ガラスを用いるとした点が誤りで、熱線吸収板ガラスはむしろ熱割れしやすいガラスです。
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ガラスの熱割れは、日射で熱くなる中央部と、サッシに隠れて温度が上がりにくい縁部との温度差で起こります。温度差が大きいほど、引張応力が縁に集中して割れます。
熱線吸収板ガラスは、日射を30〜40%程度吸収して自身が温まります。フロート板ガラスより中央部の温度が上がりやすく、縁部との温度差が大きくなるので、熱割れしやすいガラスです。
選択肢4は、熱割れを防ぐために熱線吸収板ガラスを用いるとしています。これは逆で、熱割れ対策としては縁部の強度を高めた強化ガラスなどを用いるので、最も不適当です。「吸収=対策」と思わせるのがひっかけです。
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熱線吸収板ガラスは、フロート板ガラスに比べて熱割れしやすい?しにくい?
しやすいです。日射を吸収して温まり、面内の温度差が大きくなるためです。
引違い窓のセッティングブロックは、どこに置く?
板ガラスの両端部から、ガラスの横幅寸法の1/4の位置です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
