建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 構造
  4. 平成29年
  5. > No.24 ガラス

平成29年度 二級建築士 構造 No.24を解説、ガラスに関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.24は、ガラスに関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

Low-E複層ガラス、線入り板ガラス、合わせガラス強化ガラス、型板ガラスが問われます。決め手は、防火戸に用いるのが線入り板ガラスか網入りガラスかです。

引っかけの核心は、選択肢2「線入り板ガラスは、板ガラスの中に金属線を封入したガラスで、割れても破片が落ちにくいので、防火戸に用いる」です。防火戸に用いるのは網入りガラスで、線入り板ガラスは防火設備に認定されていません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

建築構造ポケットブック

建築構造ポケットブック

構造は数値や公式が多い分野です。高さ・面積・荷重・断面などを1冊で引けると、問題演習の確認が早くなります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) Low-E複層ガラスは、2枚の板ガラスの片方の中空層側表面に低放射の特殊金属膜をコーティングしたガラスで、日射制御機能と高い断熱性を有する。正しい記述です。
2 ×(不適当) 防火戸に用いるのは網入りガラスです。線入り板ガラスを防火戸用とした点が誤りで、線入りは防火設備に認定されていません。
3 ○(正しい) 合わせガラスは、2枚の板ガラスを透明で強靱な中間膜で貼り合わせ、割れても破片の飛散を防ぐ。正しい記述です。
4 ○(正しい) 強化ガラスは、フロート板ガラスの3〜5倍の強度を有する加工ガラスで、割れても破片が鋭角状にならない。正しい記述です。
5 ○(正しい) 型板ガラスは、片側表面に型模様を付けたガラスで、光を拡散し視線を遮る。正しい記述です。

選択肢2は、線入り板ガラスを防火戸用とした点が誤りで、防火に用いるのは網入りガラスです。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢2のポイント

網入りガラスは、ガラスの中に網状(格子状)に金属線を封入したガラスです。火災でガラスが割れても網が破片を保持し、脱落や火炎の通り抜けを防ぐため、防火設備(防火戸)に用いられます。

線入り板ガラスは、金属線が平行(縦または横の一方向)に入っているだけで、割れたときに破片を保持する力が弱く、防火設備には認定されていません。意匠や飛散防止の用途です。

選択肢2は線入り板ガラスを防火戸用としていますが、防火用は網入りガラスです。「防火は網入り、線入りは防火用でない」と押さえます。

構造を得点源にするなら、科目別おすすめ本(構造力学)二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • 防火戸に用いるのは網入りガラス(線入り板ガラスは防火設備に認定されていない)
  • Low-E複層ガラスは金属膜コーティングで日射制御と高断熱
  • 合わせガラスは中間膜で貼り合わせ破片の飛散を防ぐ
  • 強化ガラスはフロート板ガラスの3〜5倍の強度で破片が鋭角にならない

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

線入り板ガラスは、割れても破片が落ちにくいので、防火戸に用いる。〇か×か。

×。防火戸に用いるのは網入りガラス。線入りは防火設備に認定されていない。

Q.

2枚の板ガラスを中間膜で貼り合わせ、破片の飛散を防ぐガラスを何というか。

合わせガラス

平成29年 二級建築士 構造 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ(建築構造)問題」
  • ガラス(防火は網入りガラス・線入りは防火用でない、Low-E複層、合わせガラス、強化ガラス):JISほか。
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>