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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.8は、荷重及び外力に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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倉庫の床の積載荷重、積雪量の不均等、多雪区域の地震時の積雪荷重、風圧力の計算、開放型建築物の風力係数が問われます。決め手は、多雪区域の地震時に用いる積雪荷重を何倍にするかです。
引っかけの核心は、多雪区域の地震時の計算に用いる積雪荷重を「短期の積雪荷重の0.7倍」としているところです。地震時に用いるのは0.35倍です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 倉庫業を営む倉庫の床の積載荷重は、実況に応じた計算値が3,900N/m²未満でも3,900N/m²とします(令85条)。 |
| 2 | ○(正しい) | 屋根面の積雪量が不均等となるおそれのある場合は、その影響を考慮して積雪荷重を計算します。 |
| 3 | ×(不適当) | 多雪区域の地震時に用いる積雪荷重は、短期の積雪荷重の0.35倍です。0.7倍とした点が誤りです(令88条)。 |
| 4 | ○(正しい) | 建築物の屋根版に作用する風圧力と、屋根葺き材に作用する風圧力は、それぞれ個別に計算します。 |
| 5 | ○(正しい) | 開放型の建築物で風上が開放の場合、風力係数は一般に正の内圧係数を用いて計算します。 |
選択肢3は、多雪区域の地震時に用いる積雪荷重を短期の0.7倍とした点が誤りで、正しくは0.35倍です。
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多雪区域では、地震と積雪が同時に起こることも考えて、地震時の荷重に一定の積雪荷重を加えます。ただし、常に満杯の積雪が乗っているとは限らないため、短期(積雪時)の積雪荷重をそのまま使いません。
建築基準法施行令第88条により、多雪区域の地震時に用いる積雪荷重は、短期の積雪荷重に0.35を乗じた値とします。長期(常時)の0.7倍とは別の数値です。
選択肢3は0.7倍としていますが、地震時は0.35倍が正しく、ここが誤りです。「多雪区域の積雪は長期0.7・地震時0.35」と押さえます。
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多雪区域における地震時の計算に用いる積雪荷重は、短期の積雪荷重の0.7倍とする。〇か×か。
×。地震時に用いるのは0.35倍です。0.7倍は長期(常時)に用いる係数です(令88条)。
倉庫業を営む倉庫の床の積載荷重の下限値はいくらか。
3,900N/m²です。実況に応じた計算値がこれ未満でも3,900N/m²とします(令85条)。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
