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内圧係数とは、建物に風圧力が作用するとき、部屋の内側から建物を押す、引く力の割合のことです。外圧係数から内圧係数を引いた値を風力係数といいます。風力係数が大きいほど、風圧力が大きいです。今回は内圧係数の意味、求め方、建物の閉鎖型との関係、外圧係数との違いについて説明します。風力係数や風圧力の意味、外圧係数は下記が参考になります。
風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い
外圧係数とは?1分でわかる意味、求め方、読み方、内圧係数との違い、風荷重との関係
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内圧係数とは、建物の内側から押す(引く)力の割合のことです。下図を見てください。これが内圧係数の方向です。
風圧力の大きさは、内圧係数と外圧係数に影響します。外圧係数から内圧係数を引いた値を、風力係数といいます。風力係数が大きいほど、風圧力も大きくなります。※風力係数は下記の記事が参考になります。
風力係数とは?1分でわかる意味、計算例、cf、吹き上げ、風上、風下、独立上屋
内圧係数と外圧係数は、風向きや建物形状、部位に応じて、方向や大きさが変わります。下図を見てください。外圧係数の値が1.0で、内圧係数の値が0.2です。外圧係数と内圧係数は、互いに打ち消しあう方向に作用します。外圧係数が大きいので、風圧力としては外から建物を押す力が作用します。
内圧係数は、平成12年建設告示1454号に規定されます。閉鎖型、開放型の内圧係数を下図に示します。
矢印が内圧係数の方向を示します。壁に向かう矢印は、押す力です。逆に、壁から離れる矢印は、引く力です。内圧係数の値が同じでも、方向が違えば風力係数の値が変わります。
また、開放型の内圧係数は「風上」「風下」の違いに注意してください。一般の建物は閉鎖型がほとんどです。庇構造物など、建築物の用途や形状に応じて設定しましょう。
内圧係数は、建物の閉鎖型、開放型により値が変わります。閉鎖型の場合、内圧係数は0または-0.2です。一方、開放型の場合は下記です。
風上開放 ⇒ 0.6
風下開放 ⇒ -0.4
開放型のほうが、内圧係数が大きくなります。外圧係数と同じ方向に作用する場合、風力係数が大きくなるので注意しましょう。
内圧係数と外圧係数の違いを下記に整理しました。
内圧係数 ⇒ 建物の内側から押す、引く力の割合
外圧係数 ⇒ 建物の外側から押す、引く力の割合
内圧と外圧の違いを理解しましょう。内圧は、建物の「内側」から作用します。※外圧係数は下記が参考になります。
外圧係数とは?1分でわかる意味、求め方、読み方、内圧係数との違い、風荷重との関係
今回は内圧係数について説明しました。意味が理解頂けたと思います。内圧係数は、建物の内側から押す、引く力の割合です。外圧係数から内圧係数を引いた値を、風力係数といいます。風力係数は、風圧力の大きさと関係します。下記も併せて参考にしてくださいね。
風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い
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