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令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.9は、地盤及び基礎構造に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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地盤の長期許容応力度の大小、直接基礎の鉛直支持力の求め方、基礎の混用、基礎に作用する固定荷重、底盤の位置が問われます。判断の決め手は、地盤の長期許容応力度の大小関係です。
引っかけの核心は、砂質地盤と粘土質地盤の順番です。密実な砂質地盤の長期許容応力度は、粘土質地盤より大きくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 長期許容応力度は密実な砂質地盤のほうが粘土質地盤より大きいので、正しくは岩盤>密実な砂質地盤>粘土質地盤です(令93条)。 |
| 2 | ○(正しい) | 直接基礎の鉛直支持力は、地盤定数による支持力式か、平板載荷試験のいずれかで算定します。 |
| 3 | ○(正しい) | 不同沈下を防ぐため、原則として、直接基礎と杭基礎との混用は避けます。 |
| 4 | ○(正しい) | 基礎に作用する固定荷重は、基礎各部の自重のほか、基礎スラブ上部の土被りの重量を考慮します。 |
| 5 | ○(正しい) | 直接基礎の底盤は、支持地盤以下とし、土の含水変化や凍結のおそれの少ない深さとします。 |
選択肢1は、地盤の長期許容応力度を岩盤>粘土質地盤>密実な砂質地盤とした点が誤りで、砂質地盤と粘土質地盤の順番が逆です。
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地盤がどれだけの荷重を支えられるかは、地盤の種類によって大きく変わります。建築基準法施行令第93条は、地盤の長期許容応力度の目安を地盤の種類ごとに定めています。
主な値(長期、kN/m²)を並べると、岩盤1,000、密実な砂質地盤200、粘土質地盤20です。締まった砂の地盤は、粘土の地盤よりずっと大きな荷重を支えられます。
したがって長期許容応力度の大小関係は、岩盤>密実な砂質地盤>粘土質地盤となります。選択肢1は「岩盤>粘土質地盤>密実な砂質地盤」と、砂質地盤と粘土質地盤を逆にしており、ここが誤りです。
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地盤の長期許容応力度の大小関係は、岩盤>粘土質地盤>密実な砂質地盤である。〇か×か。
×。密実な砂質地盤>粘土質地盤なので、正しくは岩盤>密実な砂質地盤>粘土質地盤です(令93条)。
不同沈下が生じないようにするため、原則として、直接基礎と杭基礎との混用は避ける。〇か×か。
〇。支持機構の異なる直接基礎と杭基礎を混用すると不同沈下の原因になるため、原則として混用は避けます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
