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令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.22は、コンクリートの材料に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、膨張材、AE剤、粗骨材の実積率と単位水量が問われます。判断の決め手は、粗骨材の実積率と、同じスランプに必要な単位水量の関係です。
引っかけの核心は、実積率の大小と単位水量の向きです。実積率が大きい粗骨材ほど、同じスランプに必要な単位水量を小さくできます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | フライアッシュを使用すると、フレッシュコンクリートのワーカビリティーを良好にできます。 |
| 2 | ○(正しい) | 高炉スラグ微粉末を使用すると、硬化後の水密性や化学抵抗性を向上させられます。 |
| 3 | ○(正しい) | 膨張材を使用すると、硬化後の乾燥収縮によるひび割れを低減できます。 |
| 4 | ○(正しい) | AE剤を使用すると、連行空気により凍結融解作用に対する抵抗性を大きくできます。 |
| 5 | ×(不適当) | 単位水量を小さくできるのは、実積率の大きい粗骨材です。小さい粗骨材とした点が誤りです。 |
選択肢5は、実積率の小さい粗骨材で単位水量を小さくできるとした点が誤りで、実積率の大きい粗骨材ほど単位水量を小さくできます。
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実積率は、粗骨材を容器に詰めたときに、骨材が占める実容積の割合です(=1-空隙率)。実積率が大きいほど、骨材どうしのすき間が小さく、効率よく詰まっていることを表します。
実積率が大きい粗骨材は、粒の形が球形に近くて流れやすく、骨材の間を埋めるモルタルが少なくて済みます。そのため、同じスランプ(やわらかさ)を得るのに必要な単位水量を小さくできます。逆に実積率が小さい(角ばってすき間が多い)骨材では、単位水量が多く必要になります。
選択肢5は「実積率の小さい粗骨材を使用することにより…単位水量を小さくすることができる」としていますが、向きが逆で誤りです。正しくは実積率の大きい粗骨材ほど単位水量を小さくできます。
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実積率の小さい粗骨材を使用することにより、同一スランプを得るための単位水量を小さくすることができる。〇か×か。
×。向きが逆です。実積率の大きい粗骨材ほど、同じスランプに必要な単位水量を小さくできます。
AE剤を使用することにより、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を大きくすることができる。〇か×か。
〇。AE剤が連行する微細な空気(エントレインドエア)が、凍結融解に対する抵抗性を高めます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
