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単位水量とは?185kg/m³以下の規準・水セメント比との関係

この記事の要点

単位水量とは、コンクリート1m3あたりに使用する水の量(kg/m3)で、コンクリートの流動性(スランプ)と強度・耐久性に大きく影響する

単位水量が多いほどスランプは大きくなるが、強度・耐久性は低下するため、185 kg/m3以下(JASS5)の規制値を守ることが重要である。

この記事では、単位水量とは何か、水セメント比とどう関係するのか、単位水量の単位は何かを整理します。

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単位水量とは、コンクリートを配合するときに使う用語です。立米当たりの水量を意味します。単位は、kg/m3です。


今回は、単位水量の意味、規準、水セメント比との関係、コンクリートの種類と単位水量について説明します。※水セメント比、立米については、下記が参考になります。

水セメント比とは?計算方法・60%以下の根拠・単位水量との関係

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単位水量とは?

単位水量とは、コンクリートに含まれる1立米あたりの水量です。kg/m3で表します。


コンクリートは、水、骨材、セメントを練り混ぜてつくります。よいコンクリートをつくるには、これらのバランスが重要です。


単位水量は多くても、少なくても駄目です。


JASS5では、単位水量を185kg/m3下とし、品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくすべき、と明記有ります。


※JASS5については、下記が参考になります。

JASS5ってなに?1分で分かるJASS5の意味について


単位水量が大きくなると、乾燥収縮やひび割れなどが起きやすいです。単位水量が大きいと、単位セメント量も増えるので、好ましくありません。よって、単位水量は


185kg/m3


という上限値が規定されます。


※コンクリートの特徴、乾燥収縮は下記が参考になります。

セメント・モルタル・コンクリートの違い:構成・用途・強度を比較

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単位水量の規準

単位水量は上限値が規定されています。JASS5によると


185kg/m3


が上限値です。後述しますが、コンクリートの種類で変わります。

単位水量と水セメント比の関係

セメント比は下式で計算します。


X=W/C×100


Xは水セメント比、Wは単位水量、Cは単位セメント量です。単位水量、単位セメント量の単位は、kg/m3なので、水セメント比の単位は「%」です。


水セメント比は下記が参考になります。

水セメント比とは?計算方法・60%以下の根拠・単位水量との関係

コンクリートの種類と単位水量

コンクリートの種類により、単位水量の上限値が変わります。下記に整理しました。


・普通コンクリート  185kg/m3

・高強度コンクリート 175kg/m3


※普通コンクリート、高強度コンクリートは、下記が参考になります。

普通コンクリートってなに?普通コンクリートの特徴、空気量、セメント量の規格

高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比

試験での問われ方|管理人の一言

試験では「単位水量の上限値(185 kg/m3以下)」と「水セメント比への影響」を問う問題が出ます。水量増加=強度低下の関係を覚えましょう。

単位水量はワーカビリティを左右する重要パラメータです。スランプを確保しながら単位水量を最小化するために混和剤(AE剤・減水剤)が活用されます。

高強度コンクリートでは単位水量をさらに低減する必要があります。高性能AE減水剤の使用と水量管理の関係を合わせて覚えましょう。

単位水量を整理した表を示します。

項目内容備考
普通コンクリートの上限値185kg/m3以下JASS5規定。品質が得られる範囲でできるだけ小さく
高強度コンクリートの上限値175kg/m3以下高性能AE減水剤を活用して水量を低減
水量過多の影響乾燥収縮・ひび割れ・強度低下単位セメント量増加も招く

まとめ

今回は単位水量について説明しました。意味が理解頂けたと思います。単位水量と併せて、水セメント比も理解したいですね。


単位水量は、185kg/m3が基本の値です。コンクリートの種類で、上下することも覚えてくださいね。下記も参考にしてください。

水セメント比とは?計算方法・60%以下の根拠・単位水量との関係

コンクリートの種類は?よくわかる7種類のコンクリートの特徴

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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