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単位水量とは?1分でわかる意味、規準、水セメント比、コンクリートの種類との関係

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単位水量とは、コンクリートを配合するときに使う用語です。立米当たりの水量を意味します。単位は、kg/m3です。


今回は、単位水量の意味、規準、水セメント比との関係、コンクリートの種類と単位水量について説明します。※水セメント比、立米については、下記が参考になります。

水セメント比とは?1分でわかる定義、計算法、単位水量との関係

m3とは?1分でわかる意味、読み方、求め方、単位換算、トンとの関係

単位水量とは?

単位水量とは、コンクリートに含まれる1立米あたりの水量です。kg/m3で表します。


コンクリートは、水、骨材、セメントを練り混ぜてつくります。よいコンクリートをつくるには、これらのバランスが重要です。


単位水量は多くても、少なくても駄目です。


JASS5では、単位水量を185kg/m3下とし、品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくすべき、と明記有ります。


※JASS5については、下記が参考になります。

JASS5ってなに?1分で分かるJASS5の意味について


単位水量が大きくなると、乾燥収縮やひび割れなどが起きやすいです。単位水量が大きいと、単位セメント量も増えるので、好ましくありません。よって、単位水量は


185kg/m3


という上限値が規定されます。


※コンクリートの特徴、乾燥収縮は下記が参考になります。

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

コンクリートの乾燥収縮とは?1分でわかる意味、乾燥収縮率とjass5、骨材、ひび割れとの関係

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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単位水量の規準

単位水量は上限値が規定されています。JASS5によると


185kg/m3


が上限値です。後述しますが、コンクリートの種類で変わります。

単位水量と水セメント比の関係

セメント比は下式で計算します。


X=W/C×100


Xは水セメント比、Wは単位水量、Cは単位セメント量です。単位水量、単位セメント量の単位は、kg/m3なので、水セメント比の単位は「%」です。


水セメント比は下記が参考になります。

水セメント比とは?1分でわかる定義、計算法、単位水量との関係

コンクリートの種類と単位水量

コンクリートの種類により、単位水量の上限値が変わります。下記に整理しました。


・普通コンクリート  185kg/m3

・高強度コンクリート 175kg/m3


※普通コンクリート、高強度コンクリートは、下記が参考になります。

普通コンクリートってなに?普通コンクリートの特徴、空気量、セメント量の規格

高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比

まとめ

今回は単位水量について説明しました。意味が理解頂けたと思います。単位水量と併せて、水セメント比も理解したいですね。


単位水量は、185kg/m3が基本の値です。コンクリートの種類で、上下することも覚えてくださいね。下記も参考にしてください。

水セメント比とは?1分でわかる定義、計算法、単位水量との関係

コンクリートの種類は?よくわかる7種類のコンクリートの特徴

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