建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.11を解説、砕石の最大寸法を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.11は、コンクリート工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

コンクリート工事では、暑中コンクリートの適用、粗骨材の寸法、打継ぎ面のレイタンス処理、養生が問われます。とくに砕石を使うときの最大寸法が要点です。

核心は粗骨材の最大寸法です。砕石を用いる場合の最大寸法の標準は20mmです。25mmは砂利の最大寸法として使う値です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

コンクリートは、粗骨材の最大寸法(砕石20mm・砂利20/25mm)や暑中の適用条件など、数値で差がつきます。JASS5に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 打込み日の日平均気温が25℃を超えると見込まれるとき、暑中コンクリート工事として扱うのは妥当です。適当な記述です。
2 ×(最も不適当) 砕石を用いる場合の粗骨材の最大寸法の標準は20mmです。25mmは砂利の最大寸法として使う値なので、砕石に用いるとした点が不適当です。
3 ○(適当) 打継ぎ面のレイタンス(弱い層)を、高圧水洗やワイヤーブラシで除去し、健全なコンクリートを露出させるのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) せき板で覆われている部分は、せき板が乾燥を防ぐため、その存置期間を湿潤養生とみなして別途の湿潤養生を省略するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢2は、砕石の最大寸法を25mmとした点が誤りで、砕石を用いる場合の最大寸法の標準は20mmです。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

粗骨材の最大寸法は、大きいほど単位水量を減らせる利点がある一方、大きすぎると鉄筋のあいだを通りにくく、充填不良の原因になります。骨材の種類によって標準の最大寸法が分かれています。

鉄筋コンクリートでは、砂利の最大寸法は20mmまたは25mm、砕石(および高炉スラグ粗骨材)の最大寸法の標準は20mmです。砕石は砂利より角張っていて流動性が落ちるため、最大寸法を小さめにします。

選択肢2は、砕石の最大寸法を25mmとしています。25mmは砂利の寸法で、砕石の標準(20mm)と異なるため、最も不適当です。

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覚え方

  • 粗骨材の最大寸法=砂利は20mmまたは25mm、砕石(高炉スラグ)の標準は20mm
  • 暑中コンクリート=打込み日の日平均気温が25℃を超えると見込まれるとき
  • 打継ぎ面=レイタンスを高圧水洗・ワイヤーブラシで除去し健全な面を出す
  • せき板で覆われている部分=存置期間を湿潤養生とみなせる

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理解度チェック

Q.

砕石を用いる場合の粗骨材の最大寸法の標準は?

20mmです。25mmは砂利の最大寸法として用いる値です。

Q.

暑中コンクリート工事として扱うのは、どんなとき?

打込み日の日平均気温が25℃を超えると見込まれるときです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS5(鉄筋コンクリート工事=粗骨材の最大寸法・暑中コンクリート・打継ぎ・養生)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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