この記事の要点
湿潤養生とは、コンクリートを打設後に適切な湿潤状態に保つことで、水和反応を促進し必要な強度を確実に発現させる養生方法である。
湿潤養生の期間はセメントの種類や気温によって異なり、普通ポルトランドセメントでは5日以上を標準とする。
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湿潤養生(しつじゅんようじょう)とは、コンクリートを湿潤状態に保ち、有害な影響を受けないよう保護することです。
湿潤状態とは、簡単にいうと「水分で湿った状態」です。コンクリートの養生は、水分を十分に与えることで成長します。
何だか植物みたいですね。今回は、湿潤養生の意味、コンクリートの関係、期間、湿潤養生のやり方とシートの関係について説明します。コンクリートの養生の意味、養生期間は下記が参考になります。
コンクリートの養生とは?意味・養生日数・温度管理と湿潤養生の方法(強度発現)
湿潤養生の期間を下記に示します。※下記は建築基準法及び、公共工事標準仕様書より。
・普通ポルトランドセメント(混合セメントA種) ⇒ 5日間
・早強ポルトランドセメント ⇒ 3日間
・中庸熱ポルトランドセメント ⇒ 7日間
JASS5の湿潤養生の期間を下図に示します。
詳細は下記も参考になります。
コンクリートの養生とは?意味・養生日数・温度管理と湿潤養生の方法(強度発現)
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湿潤養生のやり方はいくつかあります。下記に示します。
・型枠の散水 ⇒ 木型枠に散水し乾燥を防ぐ方法
・水密シートによる被膜 ⇒ 水密性の高い(水を漏らさない)シートで、コンクリートの水分蒸発を防ぐ方法
・散水 ⇒ ホースを使って水を撒いたり、スプリンクラーによる自動散水などがある
・噴霧 ⇒ スプレーなどで水を霧状に噴射する養生方法
上記以外にも湿潤方法の方法はあります。温度、施工条件により、適切な湿潤養生のやり方を選びましょう。
湿潤養生を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 目的 | 水和反応の促進・強度発現の確保 | コンクリートを湿潤状態に保つ |
| 養生方法 | 散水・養生シート・湿潤布被覆 | 施工条件に応じた方法を選択 |
| 養生期間 | セメント種別・気温により異なる | 早強セメントは短縮可、高炉セメントは長め |
今回は湿潤養生について説明しました。湿潤養生は、コンクリートを湿潤状態に保ち、有害な影響を受けないよう保護することです。
コンクリートを湿潤状態に保つ目的は、水和反応を促進し十分に強度を発現させるためです。
養生期間、コンクリートの養生の意味など、併せて勉強しましょう。下記が参考になります。
コンクリートの養生とは?意味・養生日数・温度管理と湿潤養生の方法(強度発現)
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「湿潤養生の期間」と「セメントの種類・気温との関係」を問う問題が頻出です。
養生期間が不足すると強度発現が不十分になります。
湿潤養生の方法には、散水・養生シート被覆・湿潤布被覆などがあります。
施工条件に応じた適切な方法を選択することが重要です。
早強セメントを使用した場合は養生期間を短縮できますが、高炉セメントなど遅延型は長めの養生が必要です。
セメント種別ごとの養生期間を整理して覚えましょう。