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粗骨材(そこつざい)の最大寸法は25mmが一般的です。
JASS5による定義では「粗骨材の最大寸法は、鉄筋のあきの4/5以下かつ最小かぶり厚さ以下」と明記あります。
鉄筋同士の間隔が25mmより小さいと「粗骨材が通らない」ので、「鉄筋のあきの4/5以下、最小かぶり厚さ以下」という規定があります。
今回は粗骨材の最大寸法の求め方と計算、読み方、かぶりとの関係について説明します。粗骨材、細骨材の意味は下記が参考になります。
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粗骨材とは?1分でわかる意味、定義、読み方、最大寸法との関係
粗骨材(そこつざい)の最大寸法は25mmが一般的です。
粗骨材の最大寸法を定義する理由は、粗骨材が大きすぎると、鉄筋同士の間隔(鉄筋のあき)を通らない可能性があるからです。
特に、建築物の部材は複雑なことも多く、鉄筋が入り組んでいます。粗骨材が通らなければ適切にコンクリートを打設できません。
粗骨材の最大寸法の定義としては、JASS5に下記が明記有ります。
・粗骨材の最大寸法は、鉄筋のあきの4/5以下かつ最小かぶり厚さ以下とする。
例えば、鉄筋のあき、かぶりが下記の値とするときの粗骨材の最大寸法を計算します。
鉄筋のあき=32mm
かぶり=40mm
鉄筋のあきの4/5は、32×4/5=25.6mmです。よって粗骨材の最大寸法を25mmにすれば、上記の定義を満足します。
鉄筋のあき、かぶりの詳細は下記が参考になります。
設計かぶり厚さとは?1分でわかる意味、基礎、鉄筋との関係、最小かぶり厚さとの違い
また、上記の計算を行わない場合、下表の範囲で粗骨材の最大寸法を定めて良いです。
使用箇所 | 砂利(mm) | 砕石・高炉スラグ粗骨材(mm) |
柱・梁・スラブ・壁 | 20,25 | 20 |
基礎 | 20,25,40 | 20,25,40 |
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粗骨材は「そこつざい」と読みます。関係用語の読み方は下記の通りです。
細骨材 ⇒ さいこつざい
細骨材率 ⇒ さいこつざいりつ
細骨材、細骨材率の詳細は下記が参考になります。
今回は粗骨材の最大寸法について説明しました。粗骨材の最大寸法は25mmが一般的です。コンクリートを打設するとき、鉄筋の間を粗骨材が通るような寸法にしましょう。
鉄筋のあき、かぶり厚さの意味も理解したいですね。下記も併せて勉強しましょう。
粗骨材とは?1分でわかる意味、定義、読み方、最大寸法との関係
設計かぶり厚さとは?1分でわかる意味、基礎、鉄筋との関係、最小かぶり厚さとの違い
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