建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.24を解説、リバウンドの意味(用語)を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.24は、建築工事の用語に関する問題です。用語とその説明の組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

用語問題では、似た現象どうしの取り違えが問われます。とくに地盤の「リバウンド」と「ヒービング」の違いが要点です。

核心はリバウンドの意味です。リバウンドは、根切り(掘削)で上の荷重が除かれ、応力が解放されて地盤が弾性的に浮き上がる現象です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

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用語問題は、リバウンドとヒービングのように似た現象の取り違えで失点しがちです。用語を図解した参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) セトリングは、丸太組構法などで、木材の乾燥収縮や自重により、組み上げた壁の高さが時間とともに沈下する現象です。正しい説明です。
2 ×(最も不適当) リバウンドは、根切りの応力解放で地盤が浮き上がる現象です。軟弱な粘性土で背面の土の重さにより掘削底面が押し上げられるヒービングの説明を当てた点が不適当です。
3 ○(適当) ラミネーションは、鋼材の圧延方向に沿って生じる、層状の内部欠陥です。正しい説明です。
4 ○(適当) 強化ガラスは、加熱した後に急冷し、表面に圧縮応力層をつくって強度を高めたガラスです。正しい説明です。

選択肢2は、リバウンドの説明として別の現象(ヒービング)の内容を当てた点が誤りで、リバウンドは根切りの応力解放による地盤の浮上りです。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

地盤の掘削に伴う底面の変状には、似た用語がいくつかあります。リバウンドとヒービングは、どちらも掘削底面が上がる現象ですが、原因が違います。

リバウンドは、根切りで上の土(上載荷重)が取り除かれ、地中の応力が解放されて、地盤が弾性的に浮き上がる現象です。一方ヒービングは、軟弱な粘性土地盤で、山留め壁の背面にある土の重さによって、掘削底面が押し上げられて膨れ上がる現象です。

選択肢2は、リバウンドという用語に、ヒービングに相当する説明(背面の土の重さによる押し上げ)を当てています。用語と説明が対応していないので、最も不適当です。

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覚え方

  • リバウンド=根切りの応力解放で地盤が弾性的に浮き上がる。ヒービング=軟弱粘性土で背面土の重さにより掘削底面が膨れ上がる
  • セトリング=丸太組などで木材の収縮・自重による壁高の沈下
  • ラミネーション=鋼材の圧延方向に生じる層状の内部欠陥
  • 強化ガラス=加熱後に急冷し、表面に圧縮応力層をつくったガラス

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理解度チェック

Q.

リバウンドとは、どんな現象? ヒービングとの違いは?

リバウンドは根切りの応力解放で地盤が浮き上がる現象です。ヒービングは軟弱粘性土で背面土の重さにより掘削底面が膨れ上がる現象で、原因が異なります。

Q.

ラミネーションとは何?

鋼材の圧延方向に沿って生じる、層状の内部欠陥です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築・土木の用語(リバウンド・ヒービング・セトリング・ラミネーション・強化ガラス)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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