建築学生が学ぶ構造力学

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令和元年度 一級建築士 施工 No.10を解説、コンクリートの打重ね時間間隔を見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.10は、コンクリート工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

コンクリート工事では、配合・打込み・打継ぎ・強度検査の管理値が問われます。とくに打重ね時間間隔の限度が外気温で変わる点が要点です。

核心は打重ね時間間隔です。コールドジョイントを防ぐため、外気温25℃以上では120分、25℃未満では150分が限度です。25℃を超える夏季ほど短くなります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

コンクリート工事は、単位水量185kg/m³以下・打重ね時間(25℃以上120分)など数値で差がつきます。JASS5に沿った参考書で管理値を整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 単位水量の上限は185kg/m³です。180kg/m³はこれに適合し、製造管理記録で確認するのは妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) 梁の鉛直打継ぎ部は、せん断力の小さいスパンの中央付近、または端から1/4付近に設けます。適当な記述です。
3 ○(適当) 構造体コンクリート強度の検査では、適切に選んだ3台の運搬車から各1個(合計3個)の供試体を採取するのは標準的な方法です。適当な記述です。
4 ×(最も不適当) 打重ね時間間隔の限度は、外気温25℃以上で120分、25℃未満で150分です。外気温が25℃を超える場合に150分とした点が不適当です。

選択肢4は、外気温が25℃を超える場合の打重ね時間間隔を150分とした点が誤りで、25℃以上では120分が限度です。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

打重ね時間間隔は、先に打ち込んだコンクリートの上に次のコンクリートを打ち重ねるまでの時間です。これが長すぎると、上下のコンクリートが一体化せず、コールドジョイント(不連続な打継ぎ面)ができます。

気温が高いほどコンクリートの硬化が早く進むため、限度時間は短くなります。JASS5などでは、外気温が25℃以上のとき120分、25℃未満のとき150分を限度としています。

選択肢4は、外気温が25℃を超える場合に150分としています。150分は25℃未満の値で、25℃以上では120分が正しいので、最も不適当です。

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覚え方

  • 打重ね時間間隔の限度=外気温25℃以上で120分、25℃未満で150分。暑いほど短い
  • 単位水量の上限=185kg/m³(180kg/m³は適合)
  • 梁の鉛直打継ぎ=せん断力の小さいスパン中央付近または端から1/4付近
  • 練混ぜから打込み終了までの時間=25℃以上で90分、25℃未満で120分(打重ねとは別の数値)

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理解度チェック

Q.

外気温が25℃を超えるとき、打重ね時間間隔の限度は?

120分です。25℃未満は150分で、暑いほど短くなります。

Q.

コンクリートの単位水量の上限は?

185kg/m³です。180kg/m³はこれに適合します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS5・公共建築工事標準仕様書(コンクリートの打重ね時間間隔・単位水量・打継ぎ・強度検査)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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