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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.19は、鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修、耐震補強等に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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耐震スリット、あと施工アンカーとスパイラル筋、上階撤去による重量低減、第2次診断法、炭素繊維巻付け補強が問われます。決め手は、第2次診断法が何をもとに耐震性能を判定するかです。
引っかけの核心は、選択肢4「耐震診断基準における第2次診断法は、柱や壁の変形能力などは考慮せずに、梁の強さと変形能力などをもとに耐震性能を判定する診断手法である」です。第2次診断法は、柱・壁の強さと靱性(変形能力)をもとに判定します。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することです。正しい。 |
| 2 | ○(正しい) | あと施工アンカーを用いた補強壁の増設で、新設コンクリートの割裂を防止するため、アンカー筋の周辺にスパイラル筋などを設けるのが有効です。正しい。 |
| 3 | ○(正しい) | 建築物の最上階または最上階から複数階を撤去する改修は、重量を低減できるので耐震性の向上に有効です。正しい。 |
| 4 | ×(不適当) | 第2次診断法は柱・壁の強さと靱性をもとに判定します。梁をもとに柱壁の変形能力を考慮せずに判定するとした点が誤りです。 |
| 5 | ○(正しい) | 柱における炭素繊維巻付け補強は、柱の靱性を高めるのに有効です。正しい。 |
選択肢4は、第2次診断法を梁をもとに柱壁の変形能力を考慮せず判定するとした点が誤りで、柱・壁の強さと靱性をもとに判定します。
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RCの耐震診断には第1次・第2次・第3次診断法があります。第2次診断法は、柱と壁の強さ(耐力)と靱性(変形能力)をもとに、建築物の耐震性能を判定します。
梁の強さや変形能力を主に評価するのは第3次診断法です。第2次診断法で「柱や壁の変形能力を考慮しない」という説明は誤りで、柱・壁の靱性をきちんと考慮します。
選択肢4は柱壁の変形能力を考慮せず梁で判定するとしていますが、第2次診断法は柱・壁で判定します。「第2次診断法は柱・壁の強さと靱性」と押さえます。
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第2次診断法は、柱や壁の変形能力を考慮せずに、梁の強さと変形能力をもとに判定する。〇か×か。
×。柱・壁の強さと靱性をもとに判定する。
柱の炭素繊維巻付け補強は、柱の何を高めるのに有効か。
靱性。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
