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耐震改修とは、現行の耐震基準を満足しない建物に対して補強を施し、耐震性を現在の耐震基準に満足させることです。
一般的な耐震改修の方法に、耐震補強があります。今回は耐震改修の意味、方法、耐震補強との違い、耐震診断との関係について説明します。
※耐震診断の意味は、下記が参考になります。
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耐震改修とは、現行の耐震基準を満足しない建物に対して、補強を施し、耐震性を現在の耐震基準に満足させることです。
よって、まずは建物に所定の耐震性があるかどうか、「耐震診断」を行います。耐震診断を行い、現行の耐震基準を満足することが確認された場合、耐震改修は不要ですね。
耐震診断を行うと、建物の構造的な特徴がみえてきます。建物の構造的な特徴は、大きく分けて下記があります。
・強度は高いが、靭性に乏しいもの
・強度は低いが、靭性に富むもの
耐震改修を行い、どういった方向性で行うのか、建物の特徴を踏まえながら検討します。
また、既存の建物は袖壁付き柱を設けていました。現在、袖壁付き柱は、偏心率に大きく影響することから、耐震スリットを切ります。
袖壁付き柱により偏心した建物は、耐震スリットを切ることで、Is値が改善します。
※袖壁付き柱、耐震スリットの意味は、下記が参考になります。
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耐震スリットとは?1分でわかる意味と目的、構造スリット、目地幅、振れ
耐震改修の方法には下記があります。
耐震補強
制震補強
免震補強
最も一般的な補強が、耐震補強です。耐震補強の方法として、下記があります。
耐震壁の増設
袖壁の増設
耐震壁の増し打ち
ブレースの増設
柱の鋼板巻き、炭素繊維巻きによるせん断耐力の向上
耐震スリットの設置
耐震補強の工法を決める場合、コストはもちろん、施工性も重視します。建物を使いながら補強してもらいたい、という要望もあるからです。
※なお、制震の意味は下記が参考になります。
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耐震改修と耐震補強の違いを下記に示します。
耐震改修 ⇒ 建物の耐震性を向上させ、現行の耐震基準に満足させること
耐震補強 ⇒ 耐震改修の方法の1つ。他に制震補強、免震補強がある
耐震改修は必ず、耐震診断を行った後に検討します。耐震診断で、建物の耐震性や構造的な特徴を把握する必要があるからです。※耐震診断の意味は下記が参考になります。
今回は耐震改修について説明しました。耐震改修は、建物の耐震性を現行の耐震基準に満足させることです。
耐震改修の方法として、耐震補強が一般的です。耐震補強の方法を覚えてくださいね。下記も併せて参考にしてください。
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