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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.14は、鉄筋コンクリート構造に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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梁の圧縮鉄筋、床スラブの厚さと使用上の支障、柱の小径、袖壁付き柱のせん断補強筋比、帯筋・あばら筋の目的が問われます。決め手は、帯筋・あばら筋を設ける主な目的です。
引っかけの核心は、選択肢5「帯筋・あばら筋は、一般に、せん断ひび割れの発生を抑制することを主な目的として設ける」です。帯筋・あばら筋の主目的は、せん断ひび割れの発生後にせん断耐力を確保し、進展を抑えることです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 梁の圧縮鉄筋は、長期荷重によるクリープたわみの抑制や地震時の靱性確保に有効です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 四周を梁で支持された床スラブの厚さが短辺有効張り間の1/30以下の場合、使用上の支障が起こらないことを確かめる必要があります。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 普通コンクリートを用いた柱の小径は、一般に構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上とします。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 袖壁付きの柱のせん断補強筋比は、原則0.3%以上とします。正しい記述です。 |
| 5 | ×(不適当) | 帯筋・あばら筋はせん断ひび割れ発生後の耐力確保・進展抑制が主目的です。発生の抑制を主な目的とした点が誤りです。 |
選択肢5は、帯筋・あばら筋をせん断ひび割れの発生抑制が主目的とした点が誤りで、発生後のせん断耐力確保・進展抑制が主な目的です。
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帯筋(柱)やあばら筋(梁)は、せん断力に抵抗するためのせん断補強筋です。コンクリートにせん断ひび割れが入ったあと、そのひび割れを横切って力を伝え、せん断耐力を保ちます。
つまり、ひび割れの「発生そのもの」を抑えるのではなく、発生後に部材が急に壊れないよう、耐力とねばりを確保することが主な目的です。主筋の座屈防止やコンクリートの拘束の役割もあります。
選択肢5は「発生を抑制することが主目的」としていますが、実際は発生後の耐力確保が主目的です。「帯筋・あばら筋はひび割れ後のせん断耐力確保」と押さえます。
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帯筋・あばら筋は、せん断ひび割れの発生を抑制することを主な目的として設ける。〇か×か。
×。発生後のせん断耐力確保・進展抑制が主な目的です。
普通コンクリートを用いた柱の小径は、支点間距離の何分の1以上とするか。
1/15以上とします。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
