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せん断補強筋比(せんだんほきょうきんひ)とは、1組のせん断補強筋の断面積をせん断補強筋の間隔と部材幅で割った値です。
せん断補強筋比の値をみれば「せん断補強筋が多い、少ない」を判断できます。柱、梁ではせん断補強筋比を0.20%以上、壁はせん断補強筋比を0.25%以上とします。
今回はせん断補強筋比の意味、計算式と求め方、記号とpw、柱と壁の値について説明します。
梁のせん断補強筋比を「あばら筋比」、柱のせん断補強筋比を「帯筋比」ともいいます。詳細は下記をご覧ください。
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
帯筋比とは?1分でわかる意味と規準、計算、0.2、副帯筋との関係
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せん断補強筋比(せんだんほきょうきんひ)とは、1組のせん断補強筋の断面積をせん断補強筋の間隔(ピッチ)と部材幅で割った値です。下記の公式で計算して求めます。
pwはせん断補強筋比、awは1組のせん断補強筋の断面積、bは部材幅、xはせん断補強筋の間隔(ピッチ)です。下図をみてください。梁や柱にはロの字になるようせん断補強筋を配置します。
梁に鉛直荷重が作用する時、せん断補強筋としては下図の赤部分(2本分の鉄筋断面積)がせん断力に抵抗します。
よって「1組のせん断補強筋の断面積」は、必ず「2×せん断補強筋の断面積」とします。
具体的にせん断補強筋比を求めてみましょう。下図に示す梁のせん断補強筋はD13@200、梁幅は350mmです。
せん断補強筋比は
です。公式を覚えれば簡単に求めることができますね。柱の場合も計算方法は同じです。
ただし、柱幅の取り方は「荷重の方向で変わる」ので注意しましょう。柱幅、柱せいの見分け方は、下記を参考にしてください。
・柱に作用する荷重方向の長さ ⇒ 柱せい
・柱に作用する荷重直交方向の長さ ⇒ 柱幅
なお、せん断補強筋の意味は下記をご覧ください。
梁のせん断補強筋比を「あばら筋比」、柱のせん断補強筋比を「帯筋比」といいます。あばら筋比、帯筋比の詳細は下記が参考になります。
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
帯筋比とは?1分でわかる意味と規準、計算、0.2、副帯筋との関係
せん断補強筋比の値は、柱、梁、壁でそれぞれ値が規定されています。規定値以上のせん断補強筋比を配置する必要があるのです。下表にせん断補強筋比の値を整理しました。
部材 | せん断補強筋比の値 |
柱 | 0.20% |
梁 | 0.20% |
壁 | 0.25% |
上記の違いは一級建築士試験でも出題されることがあります。必ず暗記しましょうね。
せん断補強筋比の記号は「pw」を使うことが多いです。関係用語の記号を下記に示します。
今回はせん断補強筋比について説明しました。せん断補強筋比とは、せん断補強筋の断面積をせん断補強筋の間隔と部材幅で割った値です。
pw=aw/bxで算定します。まずはせん断補強の意味を理解しましょう。柱、梁、壁のせん断補強筋比の値も暗記しましょうね。下記が参考になります。
帯筋とは?1分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
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