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普通コンクリートは、最も一般的なコンクリートです。普通骨材(2.5~2.8g/cm3)を使用したコンクリートともいえます。コンクリートには色々な種類があります。設計、施工などの諸条件に応じてコンクリートの種類を使い分けますが、特段の理由が無い限り普通コンクリートを用います。今回は普通コンクリートの意味、特徴、空気量、セメント量の規格について説明します。
コンクリートには、様々な種類があります。※コンクリートの種類は下記が参考になります。
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普通コンクリートは最も一般的に使われるコンクリートです。標準的なコンクリートだと思ってください。また普通骨材(密度2.5~2.8g/cm^3)を使用したコンクリートとも言えます。
なお、軽量骨材を用いたコンクリートを「軽量コンクリート」、重量骨材を使ったものを「重量コンクリート」といいます。軽量コンクリートの詳細は下記をご覧ください。
ですから、普通の施工・諸条件や場所で使われるコンクリートは、ほとんどが普通コンクリートです。
「普通の場所ってどんなとこ?」と思いますよね。例えば、北海道や沖縄など寒さや暑さが際立った環境は、特殊な環境です。よって特殊なコンクリートが必要です。また、超高層のRCビルなど、より強いコンクリートが必要な場合なども、特殊なコンクリートが必要です。
そうではない、私たちの生活にありふれたRC造のコンクリートは、普通コンクリートなのです。コンクリートには色々な種類があります。下記をご覧ください。
では、普通コンクリートは何が普通なのか?
簡単に言うと、「強度」と「比重」です。普通コンクリートの設計基準強度は、下記のように定められています。
Fc≦36
これを超えると高強度コンクリートです。設計基準強度に関しては、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
また、普通コンクリートの比重は、下記の通りです。
Fc≦36のとき 23 kN/m3
高強度コンクリートは、普通コンクリートより大きな比重になります。また、軽量コンクリートは普通コンクリートよりも7割も比重が小さくなります。コンクリートの比重に関しては下記の記事が参考になります。
コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響
普通コンクリートでも、調合に関する規定が設けられています。下記のとおりです。
空気量 4.5%
最大単位水量 185kg/m3
最小単位セメント量 270kgm3
スランプ 18cm以下(Fc33未満、Fc33以上の場合はスランプ21cm)
荷下ろし温度 寒中10~20°、暑中35°以下
特殊な環境化で使うコンクリートなどは、上記の条件がより厳しくなります。
※コンクリートの空気量、単位水量、スランプの意味は下記が参考になります。
コンクリートの空気量とは?1分でわかる規格、単位、許容値、計算式
単位水量とは?1分でわかる意味、規準、水セメント比、コンクリートの種類との関係
コンクリートのスランプ値は?1分でわかる意味と規定、スランプ値、18cm
今回は普通コンクリートについて説明しました。普通コンクリートの調合に関する規格は覚えておきたいですね。また、コンクリートを構成する材料の特徴(セメント、骨材)に関しても、理解しましょう。下記の記事が参考になります。
骨材とは?1分でわかる意味、種類、割合、粗骨材と細骨材の違い、コンクリートとの関係
セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント
コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響
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