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平成29年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.8は、鉄筋工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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鉄筋工事では、主筋の定着、継手位置、ガス圧接の修正、あばら筋のフックが問われます。とくに大梁主筋を柱に折曲げ定着するときの投影定着長さが要点です。
核心は投影定着長さです。大梁主筋を柱内に90度折り曲げて定着する場合、柱面から鉄筋外面までの投影定着長さは、柱せいの3/4以上とします。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | 大梁主筋を柱内に90度折り曲げて定着する場合、投影定着長さは柱せいの3/4以上とします。柱せいの1/2とした点が不適当です。 |
| 2 | ○(適当) | 鉄筋の溶接継手で、隣り合う継手の位置を400mm以上ずらすのは妥当です。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | ガス圧接部のふくらみの直径が鉄筋径の1.4倍、長さが1.1倍に満たない場合に、再加熱して所定のふくらみに修正するのは妥当です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 床スラブが取り付く側のあばら筋(スターラップ)のキャップタイの末端を90度フックとするのは、かぶりが確保されるため妥当です。適当な記述です。 |
選択肢1は、投影定着長さを柱せいの1/2とした点が誤りで、大梁主筋の90度折曲げ定着では柱せいの3/4以上が必要です。
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大梁の主筋を柱に定着するとき、柱を貫通させずに、柱内で90度折り曲げて止めることがあります。このとき、引張力を確実に伝えるため、折り曲げる前の水平部分(投影定着長さ)を十分に確保します。
大梁主筋を柱内に90度折曲げ定着する場合の投影定着長さは、柱せい(柱の断面のせい)の3/4以上とします。投影長さが短いと、定着が不足して鉄筋が抜け出すおそれがあります。
選択肢1は、投影定着長さを柱せいの1/2としています。3/4以上に足りないので、最も不適当です。
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大梁主筋を柱に90度折曲げ定着するとき、投影定着長さはどれだけ必要?
柱せいの3/4以上です。1/2では不足します。
ガス圧接部のふくらみが規定に満たないときは、どう直す?
再加熱して加圧し、所定のふくらみ(直径1.4倍以上・長さ1.1倍以上)に修正します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
