建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 鉄筋コンクリート造の基礎 > 床スラブとは?1分でわかる意味、配管、引張鉄筋

床スラブとは?厚さの基準・配筋方法と二方向スラブとの違い

この記事の要点

床スラブとは、鉄筋コンクリート(RC)造の建物において床を形成する板状の構造部材です。

住宅では厚さ150?180mm、一般建物では200mm以上が標準的です。

荷重を支える向きによって「一方向スラブ(長辺/短辺比≧2)」と「二方向スラブ(長辺/短辺比<2)」に分けられます。

引張鉄筋は床の下側(荷重方向に曲げを受ける部分)に配置し、スパンと荷重に応じて鉄筋量を決定します。

床スラブには配管が埋め込まれる場合があり、鉄筋の位置と配管の干渉を避けるための設計・施工調整が必要である。

この記事では、床スラブとは何かを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


床スラブとは、鉄筋コンクリート製の床のことです。


120~200mm程度の板で、人や家具、物の重さを支えます。似た用語に、鉄筋コンクリート製の屋根板の「屋根スラブ」があります。


また、床スラブと屋根スラブを、単に「スラブ」ともいいます。今回は床スラブの意味、配管、引張鉄筋について説明します。スラブの意味、屋根スラブの詳細は下記が参考になります。

スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割

屋根スラブとは?1分でわかる意味、厚さ、配筋、補強筋との関係

床スラブとは?

床スラブとは、鉄筋コンクリート製の床のことです。


120~200mm程度の板(鉄筋コンクリート製)で、人や家具、物の重さを支えます。下図に床スラブを示します。


床スラブ


スラブとは鉄筋コンクリート製の板状の部材のことです。同じように板状の部材に「壁」があります。壁は鉛直方向に建ちますが、スラブは水平方向に配置されます。


床となるスラブを「床スラブ」、屋根となるスラブを「屋根スラブ」と言います。また、単にスラブと言うことも多いです。スラブ、屋根スラブの詳細は下記が参考になります。

スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割

屋根スラブとは?1分でわかる意味、厚さ、配筋、補強筋との関係

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

床スラブと配管の関係

床スラブは設備(機械)用の配管を通すことが多いです。構造的には、床スラブの鉄筋を切らずに配管を配置する方がベターです。


床スラブの鉄筋を切る場合、配管径が大きい場合は補強筋を入れます。詳細は下記をご覧ください。

補強筋とは?種類・スリーブ補強・開口補強筋の定着長さを解説

床スラブの引張鉄筋

床スラブには鉛直下向きの荷重が作用します。よって、床スラブの中央付近では下端筋が引張鉄筋、端部付近では上端筋が引張鉄筋になります。


引張鉄筋の意味、スラブの配筋は下記が参考になります。

引張鉄筋比とは?3分でわかる梁と柱の引張鉄筋比の計算方法

スラブ配筋とは?主筋・配力筋の間隔・定着・端部の設計を解説

床スラブを整理した表を示します。

項目内容備考
スラブ厚120~200mm程度人・家具・物の重さを支える鉄筋コンクリート製の床板
引張鉄筋(中央部)下端筋が引張鉄筋鉛直下向き荷重で中央部は下端に引張力発生
引張鉄筋(端部)上端筋が引張鉄筋端部付近では上端に引張力が発生する

まとめ

今回は床スラブについて説明しました。床スラブとは、鉄筋コンクリート製の床板です。


人や家具、物の重さを支えます。スラブの詳細、スラブ厚、配筋など下記も勉強しましょうね。

スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割

スラブ厚とは?規準・かぶり厚・マンションでの調べ方を解説

スラブ配筋とは?主筋・配力筋の間隔・定着・端部の設計を解説

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

理解度チェック

Q.

床スラブとは何ですか?

答えを見る

鉄筋コンクリート製の床のことです。120〜200mm程度の板で、人や家具・物の重さを支えます。鉛直方向に建つ壁に対し、スラブは水平方向に配置されます。

Q.

床スラブの引張鉄筋はどこに配置されますか?

答えを見る

床スラブには鉛直下向きの荷重が作用するため、中央付近では下端筋が引張鉄筋、端部付近では上端筋が引張鉄筋になります。

Q.

床スラブと配管の関係で注意する点は?

答えを見る

床スラブには設備用の配管を通すことが多く、構造的には鉄筋を切らずに配管を配置するのがベターです。鉄筋を切る場合(配管径が大きい場合)は補強筋を入れます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

二級建築士の構造を独学で攻略

・過去問の使い方と勉強法をわかりやすく解説

・まずはこの記事から ⇒  二級建築士の構造の勉強法

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鉄筋コンクリート造の基礎 > 床スラブとは?1分でわかる意味、配管、引張鉄筋
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事