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スターラップ(stirrup)とは鉄筋コンクリート梁に配置する「せん断補強筋」のことです。
上端と下端にある主筋を「ロの字に(囲むように)」一定間隔で配置します。梁に作用する「ずれ合う力(せん断力)」に抵抗するよう配置する鉄筋です。
今回はスターラップの意味と英語、鉄筋と形状、記号とstp、計算のやり方について説明します。
スターラップは「あばら筋」ともいいます。あばら筋、せん断補強筋の詳細は下記が参考になります。
せん断補強筋とは?1分でわかる意味、役割、種類、フック形状、配置
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
スターラップ(stirrup)とは、鉄筋コンクリート梁に配置する「せん断補強筋」です。
せん断力(ずれ合う力)に抵抗する鉄筋です。下図にスターラップを示します。
スターラップは、上端、下端に配置された主筋をロの字(囲むよう)に巻き付け、一定間隔で配置します。主筋を囲むよう巻き付けるので主筋が拘束され、ずらす力に抵抗できます。
なお、せん断力に抵抗する鉄筋を「せん断補強筋」といいます。詳細は下記が参考になります。
せん断補強筋とは?1分でわかる意味、役割、種類、フック形状、配置
スターラップは英語でstirrupです。Stirrupは訳すと「あぶみ、あぶみがね」で、下図に示すような乗馬に使う道具の1つです。
画像転載元(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%90%99より)
ちなみに「あぶみがね」が「あばら骨」に似ているので、スターラップを「あばら筋」と言うことも多いです。あばら筋の詳細は下記が参考になります。
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
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スターラップの鉄筋は下図のような形状です。断面をみると「ロの字」に見えますね。
>せん断力が大きい場合、下図のように真ん中あたりにもスターラップを配置することがあります。これを「中子筋(なかごきん)」といいます。
中子筋とは?1分でわかる意味、読み方、副帯筋との違い、柱、梁
スターラップの記号を下図に示します。スターラップは「□」の記号で表します。前述した中子筋がある場合は、真ん中に縦線を入れましょう。
梁断面を見たときの、スターラップの形状を表していると考えてください。また建築図面などでは、スターラップを「stp」と略して書くことも多いです。
スターラップ筋に必要な断面積は、梁に生じるせん断力に応じて決まります。計算式は鉄筋コンクリート造構造計算規準(建築学会)などが参考になります。
スターラップの間隔の計算は下記が参考になります。
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
今回はスターラップについて説明しました。スターラップとは、鉄筋コンクリート梁に配置するせん断補強筋の1つです。
主筋の上端と下端にロの字で囲むように巻き付けて、一定間隔に配置します。主筋が拘束され、ズレ合う力に抵抗できます。
また、スターラップは「あばら筋」と言うことも多いです。あばら筋の詳細は下記も参考になります。
あばら筋とは?1分でわかる役割、間隔、表記方法、あばら筋比の計算
せん断補強筋とは?1分でわかる意味、役割、種類、フック形状、配置
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