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鉄筋の溶接とは?種類(エンクローズ・フレア)の特徴と適用場面

この記事の要点

鉄筋の溶接とは、鉄筋同士をアーク溶接で接合する工法の総称です。

主な種類はエンクローズ溶接・フレア溶接の2つです。

エンクローズ溶接は鉄筋の端部を突き合わせてフレアーで包んで溶接する方法、フレア溶接は鉄筋の曲がり部分(フレア部)を利用した隅肉溶接です。

継手の種類・位置・規定はJISや設計仕様で決められています。

溶接継手は重ね継手と異なり鉄筋のずれが生じにくく、高強度鉄筋や大径鉄筋の接合に適しているが、施工管理と検査が重要である。

この記事では、鉄筋の溶接とは何か、フレア溶接との関係はどうなっているのかを整理します。

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鉄筋継手の方法に、溶接継手があります。鉄筋の突合せ溶接を、エンクローズ溶接といいます。


また、隣り合う鉄筋同士の突合せ溶接を、フレア溶接といいます。フレア溶接は、杭頭補強筋の接合に行う方法です。


今回は、鉄筋の溶接と種類、意味、エンクローズ溶接、フレア溶接について説明します。※鉄筋の継手は、他にも重ね継手、圧接継手があります。詳細は、下記が参考になります。

圧接とは?1分でわかる意味、資格、径違い、検査、ふくらみの関係

鉄筋継手の種類とは?重ね継手の長さ・基準・機械式・圧接を解説

鉄筋の溶接とは?

鉄筋継手の方法に、溶接継手があります。鉄筋を溶接して、継手を行います。鉄骨では、溶接は一般的ですが、鉄筋の溶接は行う個所は多くないです。鉄筋の継手は、一般的に


圧接継手

重ね継手


を行うからです。圧接継手、重ね継手の意味は、下記が参考になります。

圧接とは?1分でわかる意味、資格、径違い、検査、ふくらみの関係

鉄筋継手の種類とは?重ね継手の長さ・基準・機械式・圧接を解説


鉄筋の溶接継手は、告示1463号に規定があります。告示の一部を下記に整理しました。


溶接継手は突合せ溶接とすること。ただし、径25mm以下の主筋などは重ねアーク継手溶接(フレア溶接)とできる。※公共工事標準仕様書では、径16mm以下。


・溶接継手の溶接部は欠陥がないものとする


溶接される鉄筋の強度、性能以上の溶接材料を用いること


溶接の意味は下記が参考になります。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴

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鉄筋の溶接の種類

鉄筋の溶接の種類は、下記があります。


エンクローズ溶接

フレア溶接


エンクローズ溶接は、鉄筋の断面を突合せ溶接することです。フレア溶接は、隣り合う鉄筋同士の突合せ溶接です。※突合せ溶接の意味は、下記が参考になります。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴

鉄筋の溶接とエンクローズ溶接

鉄筋の断面を突合せ溶接することを、エンクローズ溶接といいます。告示では、径25mmを超える主筋はエンクローズ溶接が必要です。


エンクローズ溶接の開先は、I型開先です。※開先については、下記が参考になります。

開先(グルーブ)とは|V形・レ形の種類と完全溶け込み溶接の解説

鉄筋の溶接とフレア溶接の関係

隣り合う鉄筋同士を突合せ溶接する方法がフレア溶接です。フレア溶接は、鋼管に杭頭補強筋を溶接するときに行います。下図をみてください。これがフレア溶接です。

フレア溶接

※フレア溶接、杭頭補強筋の意味は、下記が参考になります。

フレア溶接とは?1分でわかる意味、脚長、のど厚、記号、溶接長

杭頭補強筋とは?1分でわかる意味、計算、鉄筋の定着長さ、溶接長

鉄筋の溶接を整理した表を示します。

項目内容備考
エンクローズ溶接鉄筋断面を突合せ溶接する方法径25mm超の主筋に適用
フレア溶接隣り合う鉄筋同士の突合せ溶接杭頭補強筋の接合に使用
重ね継手・圧接継手一般的な鉄筋の継手方法溶接継手より広く使われる

まとめ

今回は鉄筋の溶接について説明しました。鉄筋の溶接は、鉄筋継手の1つです。エンクローズ溶接とフレア溶接があります。


特に、フレア溶接は杭頭補強筋の接合で一般的です。また、併せて他の継手方法も勉強しましょう。下記が参考になります。

圧接とは?1分でわかる意味、資格、径違い、検査、ふくらみの関係

鉄筋継手の種類とは?重ね継手の長さ・基準・機械式・圧接を解説

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理解度チェック

Q.

鉄筋の溶接継手の種類2つは何で、それぞれどんな溶接ですか?

答えを見る

エンクローズ溶接(鉄筋の断面を突合せ溶接する方法)とフレア溶接(隣り合う鉄筋同士の突合せ溶接)です。

Q.

告示1463号による溶接継手の規定(径による使い分け)を答えてください。

答えを見る

溶接継手は突合せ溶接(エンクローズ溶接)とします。ただし径25mm以下の主筋などは重ねアーク継手溶接(フレア溶接)とできます(公共工事標準仕様書では径16mm以下)。

Q.

フレア溶接は主にどこで使いますか?

答えを見る

鋼管に杭頭補強筋を溶接するとき(杭頭補強筋の接合)に行います。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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