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サイディングとは何でしょうか。あなたが家を持つとき、必ずでてくる専門用語だと思います。サイディングとは簡単に言えば、外壁材のことです。サイディングにも種類があって、窯業系サイディングと鋼製サイディングがあります。
ではサイディングの役割とは一体なんでしょうか。今回は、サイディングの種類と役割、耐震性について特集したいと思います。
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サイディングは外壁材のことです。建築部材は大きく分けて地震に耐える耐震部材と、耐震に関係のない仕上げ材に大別されます。サイディングは地震に耐えることができない材料で、仕上げ材に該当するのです。
ではサイディングの役目はなんでしょうか。サイディングは雨や風等の外的要因から家を守るために存在します。構造部材に直接雨がかかると錆びて本来の性能が発揮できないかもしれませんし、外壁材無しで風が吹くと部屋が大変なことになりますよね。これを防ぐためにサイディングは必要です。
さらに、家の外観デザインに大きく関係しますよね。大きく区分けすればタイルもサイディングの一部ですが、最近では洋風の可愛らしい家も増えてきました。そのような家の外観を決めるのはサイディングのデザインなのです。
サイディングには思った以上に多くの種類があることをご存知でしたか?例えば、窯業系サイディングはセメントを主原料としたサイディングです。新築住宅の7割が窯業系サイディングとなっています。次に鋼製サイディングがあります。鋼製サイディングは倉庫など簡易な建物に使用されます。デザインも窯業系に比べて見劣りしますが、とても軽い材料なので施工性がよく簡単な工事に向いています。
他にはプラスチック系素材を使ったサイディングもあります。日本では使用されることが少ないですが、アメリカやヨーロッパへ行けばごく一般的なサイディングです。プラスチック系素材なので紫外線に弱いデメリットがありますが、メンテナンスフリーなこと、雨で腐らない、など利点があります。
サイディングは構造部材ではないため地震に対して耐えることができません。しかし、地震がきたとき落下すれば人に危害を及ぼす結果になります。そのため、地震時の層間変形角が定められています。
一般的に、耐震部材である柱や梁の層間変形角は1/200まで許容されています。しかし、耐震部材でもないサイディングに、この厳しい変形角を求めると、仕上げ材であるサイディングがとんでもなく強度が必要だったり、巨大になっていきます。
そのため、サイディングの層間変形角は1/120まで許容されています。これは、どういう意味かというと、耐震部材よりも『大きな変形しても目をつぶります』ということです。東日本大震災ではサイディングが1/120以上の変形を起こして落下する事故もありました。
まだまだ研究途上の分野ですから、今後はサイディングの変形まで厳しい制限がでてくるかもしれませんね。
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