建築学生が学ぶ構造力学

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構造力学のおすすめ参考書9選【建築学生・初学者向け】

この記事の要点

構造力学が苦手な方には、マンガやイラストを多用したビジュアル系の参考書が有効で、「マンガでわかる構造力学」や「直感で理解する!構造力学の基本」は入門に最適

演習問題が豊富な書籍も組み合わせると、読むだけで終わらず計算力も身につきます。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


構造力学の書籍について、「構造力学は苦手、難しい」と思っていませんか。

科目の中で構造力学が一番嫌い、という人も多いと思います。

僕も昔は苦手でした。

でも克服しました(詳細はメルマガにて)。

今回は、構造嫌いなあたなに伝えたい構造力学の書籍を紹介します。


各本のメリット、デメリットを書き出してみたので、ぜひ選ぶときの参考にしてください。また、下記の記事も参考になります。

構造力学が苦手な人向け:効果的な勉強法とおすすめ参考書

【用語集】建築構造の用語をもっと簡単に!意味、読み方など800語以上

当サイト発!建築構造がわかる鋼構造の基礎用語集|設計・施工で使う主要用語を図解でわかりやすく

当サイトで製作した、建築構造に特化した用語集です。

収録用語800以上、全77頁で各用語を、できるだけ短い文章で分かりやすく解説しています。

「構造力学が難しい」「構造の専門用語が多くて覚えられない」「構造の用語は専門的過ぎる」という方に、是非おすすめしたい用語集です。

構造がわかる用語集の詳細はこちら⇒ 

全77頁!収録用語800以上!建築構造がわかる専門用語集

建築の構造

大学院生時代、衝撃を受けた本。これまで習った構造力学の概念が壊されるような衝撃。数式を一切使わず構造力学を説明した名著です。

建築の構造

メリット

・数式や計算無し、イラスト豊富。

構造力学が直感的に理解できる。

・建築の楽しさや、構造力学の本来の楽しさがわかる。

・構造力学で習う数式や、専門用語の物理的な意味が分かる


本書を読むメリットは大きいです。構造力学が得意な人も、違った見方ができると思います。

デメリット

・数式がないので、大学の授業を理解したい人には不向き


大学の授業で習う計算式を理解したり、演習問題を解きたい人には不向きです。ただ、そんな人も本書を1冊もっておいて損は無いですね。


実際に本書を読んだ感想は、下記をご覧ください。

構造嫌いはコレを読んで!僕が「建築の構造」をおすすめする理由、良い点、悪い点


他の口コミが気になる方は、下記も参考になります。

他の口コミはこちら⇒建築の構造

マンガでわかる構造力学

「マンガ+構造力学」という異色の組み合わせ。マンガのストーリーに沿って構造力学のポイントが学べます。意外とマンガの設定も作り込まれています。

メリット

・タイトルが、構造力学の用語を予感させていて面白い


 例1)モーメントは回し過ぎに注意!?

 例2)合成?分解?運命の分かれ道

 例3)単位がもうがけっ縁!?


・ストーリーのある漫画に沿って、構造力学の要点が学べる。

・初心者にも優しい言葉、分かりやすい。

スラスラ読める。

デメリット

・根本的に内容が不十分なので、しっかり勉強したい人には不向き

・数式の説明が少ないので、計算方法が理解できない


大学・大学院で勉強する内容としては、やや不十分です。ただ本当に分かりやすいので、「構造力学が苦手、嫌い」という方にはおすすめ。とりあえず1冊持っておいて損は無いですね。


しっかり勉強したい方は、後述の「ステップアップで実力がつく 構造力学徹底演習」「建築構造力学〈1〉静定構造力学を学ぶ」あたりが良いです。

他の口コミはこちら⇒マンガでわかる構造力学

直感で理解する! 構造力学の基本

現役の構造設計者が書いた構造力学の本。手書きイラストは味があって面白いです。理論よりも、中身はやや実務より。社会人の学びなおしに最適。

メリット

・なぜ構造力学を勉強するのか、わかる。本質が理解できる

・イラストが豊富

・構造設計者が書いた本なので、実務と関連付けた説明がわかりやすい

デメリット

・やや実務よりの説明が多いので、初学者には難しい


構造力学の本ですが、やや実務よりの話が多いと感じました。実務を経験したことのない学生は苦戦すると思います。1~3年目の構造設計者、社会人の方で構造設計を学びなおす方におすすめ。


実際に読んだ感想は下記をご覧ください。

初学者(学生さん)には少し難易度が高い構造力学の書籍


他の口コミは下記をご覧ください。

他の口コミはこちら⇒直感で理解する! 構造力学の基本

改訂版 図説 やさしい構造力学

豊富でイメージしやすいイラストが好評、人気の構造力学本です。数学や物理が苦手な人でも、構造力学を学べます。二級建築士試験にも対応した練習問題付きです。

メリット

・数学、物理が苦手な人向けに、分かりやすいイラストを豊富に使っている

・大学で習う構造力学の基礎が、この1冊で勉強できる

デメリット

・やや内容不十分


とても良い本で、構造力学の基礎が大変わかりやすく説明されています。初心者向けの構造力学本としては、正直目立ったデメリットは見当たりません。


1つ言えるのは、大学以上で学ぶ構造力学の内容としては、やや不十分であること。それでも、構造力学が苦手、学びなおししたいという方には最適な本です。

改訂版 図説 やさしい構造力学


ちなみに演習問題を増やした姉妹本もあります。本書とセットで買うと、より効率的に勉強できます。

やさしい 建築構造力学演習問題集: 解法手順を身につける書き込み式ワークブック

建築構造力学〈1〉静定構造力学を学ぶ

静定構造の構造力学が勉強できます。やや文字が小さいですが、イラスト豊富。高専時代に購入しましたがお世話になりました。

メリット

・ページの半分に写真やイラストを使っていて、分かりやすい

・数式も初学者が分かりやすいように説明している(難解な数式には注釈付き)。

・初心者でも、梁・トラス・ラーメンなどの静定構造物の解き方が理解できる

デメリット

・内容は構造力学の基礎中の基礎を説明しているので、中級者には不十分

・大型本なので持ち運びにくい。

・演習問題は少なめなので、問題に慣れたい人には不向き


大型本というのが持ち運びには不向きですが、これはページの半分をイラストに使っているため。豊富なイラストで構造力学が理解できます。

他の口コミはこちら⇒建築学テキスト 建築構造力学〈1〉静定構造力学を学ぶ


また、姉妹本もあります(不静定構造)。初学者にはレベルが高いですが、大学院ではそこまで勉強するのでセットで買うと良いですね。

ステップアップで実力がつく 構造力学徹底演習

演習問題に特化した本。243問もの演習問題を解くことで、構造力学を身に付けることができます。大学院入試の対策本としても最適。

メリット

・構造力学の基本から応用まで幅広い演習問題を扱っている。

デメリット

・中級者向けの本なので、構造力学の基礎を理解していないと解説を読んでもわからない。

・構造力学の基礎を勉強したい人には不向き


理論や用語の解説が無いので、初学者には不向き。ただし、演習問題にここまで特化した本は無いので、1冊持っておくと大学院入試に必ず役立ちます。

ステップアップで実力がつく 構造力学徹底演習 - 基礎から応用まで 243問・詳細解答


実際に本を読んだ感想は、下記の記事が参考になります。

構造力学のおすすめ問題集|ステップアップ式で実力をつける徹底演習本


他の口コミは下記をご覧ください。

他の口コミはコチラ⇒ステップアップで実力がつく 構造力学徹底演習 - 基礎から応用まで 243問・詳細解答

すぐにわかる構造力学

たわみ角法を理解したくて大学院生時代に購入。イラストが手書きなのと、大きくて分かりやすい。

メリット

・たわみ角法が分かりやすく解説されている

・イラストが大きく、文章少なめで読みやすい

・ハンドサイズ(B5程度)で持ち運びに便利

・数式が比較的少なめで、理解しやすい。

デメリット

・たわみ角法を理解することを目的とした本なので、内容は不十分

・演習問題がないので、問題を沢山ときたい人(受験生)には不向き

・構造力学の基本は改めて説明していないので、中級者向け


一般的な構造力学本と違い、目的が少し特殊。たわみ角法を理解するための本です。

他の口コミはこちら⇒すぐにわかる構造力学

混同しやすい用語

構造力学と材料力学

材料力学は材料内部の応力・変形を扱う学問で、主に機械工学で学びます。

構造力学は建築・土木構造物の力学的挙動を扱う学問です。

両者は基礎的な理論を共有しますが、対象とする構造物や設計基準が異なります。

参考書と問題集

参考書は概念・理論の解説を中心とした書籍です。

問題集は練習問題と解説で理解を深めるための書籍です。

構造力学の習得には参考書で理論を学んだ後、問題集で演習するサイクルが効果的です。

構造力学の書籍を整理した表を示します。

レベル書籍の特徴おすすめ対象
入門図解が多く、数式を最小限に抑えた解説構造力学が初めての方
基礎計算手順を丁寧に説明し、例題が豊富建築学生・1〜2年目
実務設計への応用を意識した内容、演習問題付き若手構造設計者
試験対策建築士試験頻出問題を網羅した問題集形式一・二級建築士受験者

まとめ

今回は構造力学が苦手なあなたに伝えたい、おすすめの書籍をまとめました。構造力学の本は、本当に沢山あります。それだけ皆が「構造力学が苦手」と思っているからです。今回紹介した書籍は、どれも良い本ばかりです。


「分かりやすい」という特徴は共通していますが、あえて特色が違うものを選んだので、好みにあったものを選んでくださいね。


構造力学が苦手な方は、下記の記事も参考になります。

構造力学が苦手な人の特徴

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

▶ 建築士試験ではどう問われる?
この論点は建築士(構造)で出題されます。実際の問題と解き方は 構造力学・荷重・耐震の過去問解説(分野別・全年度)(無料)で確認できます。

理解度チェック

Q.

構造力学が苦手な初学者にはどのような参考書が有効ですか。

答えを見る

マンガやイラストを多用したビジュアル系の参考書が有効です。「マンガでわかる構造力学」や「直感で理解する!構造力学の基本」「図説 やさしい構造力学」などが入門に適しています。

Q.

構造力学と材料力学の違いを説明してください。

答えを見る

材料力学は材料内部の応力・変形を扱う学問で主に機械工学で学びます。構造力学は建築・土木構造物の力学的挙動を扱う学問です。両者は基礎的な理論を共有しますが、対象とする構造物や設計基準が異なります。

Q.

参考書と問題集の効果的な使い方を説明してください。

答えを見る

参考書は概念・理論の解説を中心とした書籍、問題集は練習問題と解説で理解を深める書籍です。構造力学の習得には、参考書で理論を学んだ後に問題集で演習するサイクルが効果的です。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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