建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 二級建築士の問題 構造解説 > トラスの軸力を計算する例題

トラスの軸力を計算する例題

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


トラス構造は上弦材、下弦材、斜材、束材の組み合わせ方で多様な形状がつくられます。これらの部材の組合せで部材に生じる軸力が圧縮、引張か変わります。今回は例題として下図に示すトラス構造の軸力を計算します。


部材Aの軸力を求める問題です。軸力の計算方法には断面法と節点法がありますが、本例題の場合、部材Aの軸力は節点法では解けませんので、建築士試験で出題された際は素早く断面法による答えを導きましょう。


トラスの軸力を計算する例題1


まず反力を求めます。トラスでも単純梁と同じように反力は計算できます。まず左側支点の反力は、


トラスの軸力を計算する例題2


です。外力6kNは右側支点から2m左側の上側節点に作用しています。全体のスパンは6mです。集中荷重の作用する単純梁の支点反力は、荷重の作用位置と全体のスパンとの比率により算定できます。左側支点反力は「外力の2/6の比率」です。


右側支点反力は、外力から左側支点の反力を引き算して


トラスの軸力を計算する例題3


です。反力の計算方法は下記をご覧ください。

支点反力の公式と計算


さて、部材Aを含めて3部材を仮想的に切ります。切った断面の左側で力のつり合いを考えます。すると、鉛直方向のつり合いはA部材の軸力と反力しかありません。A部材の軸力をNと仮定すれば鉛直方向の成分は、


トラスの軸力を計算する例題4


なので、力のつり合い式は


トラスの軸力を計算する例題5


が答えです。部材を仮想切断したとき部材断面には引張力が作用すると仮定した結果が「マイナスの値」なので、部材には圧縮方向の軸力が生じています。


トラスの軸力を計算する例題6


よって正解は5番です。


【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)



▼スポンサーリンク▼

▼【好評!】管理人おすすめ▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

noteで学ぶ建築士試験の構造

ゼロから建築士試験の構造を勉強しよう~!

ゼロから学ぶ建築士試験の構造

【好評】LINEで質問!

管理人に質問してみる?

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

【初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

▼【好評!】管理人おすすめ▼

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 二級建築士の問題 構造解説 > トラスの軸力を計算する例題
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事