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昨年の二級建築士でこんな構造の問題が出題されています。
『図のような断面におけるX軸に関する断面二次モーメントの値として正しいものは、次の内どれか』
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パッと見、2,3,4が怪しそうです。ただ、計算してみるまで答えは分かりません。先入観を持たず、計算に進みましょう。
まず、この形状はリップ溝型鋼と呼ばれる断面です。このような中空になっている断面は長方形の求め方を応用して求めます。
まず、長方形としての断面二次モーメントを下記のように算定します。
すると1つ分かったことがありました。中身が詰まった長方形断面でも3072しかないのです。つまり、5番は消去できます。
次に中空になる部分のIを求めましょう。ざっくりと、6x12cmの大きさで算定します。
よって、中空断面のIは
に近い値です。
『近い値』というのは、ざっくりと6x12の長方形を控除しましたが、本当は向かって右側には、断面がありません。
しかし、今の値でもわかったことがありました。いま算定したIは、もう少し小さい値にはなるけど、大きくはなりません。
つまり、選択肢の4は消えます。また、3の回答は、リップ部分を考慮できていません。1は、今の値より半分以下になりますが、1000cm4以上小さくなるほど、小さくなり得ません。
よって、I=2208より少しだけ小さい2(=2144)が正解となります。
以上のように、リップ溝型鋼の形でIを求めなくても、ざっくりとIの値を算定することで、選択肢から外し、答えを導くことができます。
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