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二級建築士H28 壁式RC造の壁量を求める問題

この記事の要点

壁式RC造の壁量は「有効な壁の合計長さ÷床面積」で求め、45cm未満の壁は壁量に算入できないルールが試験の鍵になる。

短い壁を見落とさず除外し、残った壁の長さだけを合計してから床面積で割る手順を確実に実行することが正解への道。

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壁式RC造の壁量を求める問題です。壁量なんて求めたことない、なんて思わずに頑張ってみましょう。


この問題は、壁量の計算方法と、壁量に含めることができる壁長さのルールを知ることがポイントです。


まず、壁式構造の壁量とは、1㎡当たり必要な壁長さがあるか、という計算を行います。つまり壁量は壁の長さのことです。計算式は

となります。


上式で壁量を算定できるのですが、注意したいのは、壁量に含めることができる壁長さのルール。


『壁長さが45cm未満は壁量に含めない』


というもの。


改めて問題をみると、南側に1カ所40cmの壁があります。これは壁量に含めることができないのです。よって、壁量は

です。


よって、答えは4番が正解です。



混同しやすい用語

壁量(壁長さ/床面積)

壁式RC造で必要な水平剛性を確保するための指標で、有効な壁の合計長さを床面積で割って求める。

木造の壁量(壁倍率×壁長さ)とは計算方法が異なり、RC壁量は「純粋な壁の長さ比」である点が混同されやすい。

有効壁長さ

壁量計算に算入できる壁の長さで、壁式RC造では45cm未満の壁は算入不可というルールがある。

全ての壁を合計する「総壁長さ」と異なり、有効壁長さは算入基準を満たす壁のみを合計するため、短い壁の扱いが正解を左右する。

試験での問われ方|管理人の一言

二級建築士試験では壁量を数値で選ぶ問題が出題され、45cm未満の壁を誤って算入するかどうかで正誤が分かれるトラップ問題が多い。(二級建築士 令和3年 問13:0.4m(45cm未満)の壁を除外して有効壁長さを算定する壁量計算が出題)

問題図を確認する際、まず各壁の長さをチェックして算入可否を仕分けてから計算に進む習慣をつけると、ミスを防げる。

練習問題:壁量計算(数値を変えて練習)

壁式RC造2階建て、床面積80m2の建物でX方向の壁長さが次の通りのとき、壁量(cm/m2)を求めなさい。

壁式RC造の壁量を整理した表を示します。

壁番号長さ算入可否
W1380cm○算入
W2250cm○算入
W340cm×算入不可(45cm未満)
W4150cm○算入

解答:

有効壁長合計 = 380 + 250 + 150 = 780cm

壁量 = 780cm ÷ 80m2 = 9.75 cm/m2

壁式RC造の壁量規定(参考)

壁式RC造の壁量を整理した表を示します。

項目内容
算入最低壁長さ45cm以上(未満は算入不可)
壁量算定方向X方向・Y方向それぞれで確認
必要壁量階・地域・用途により異なる(告示による)

よくある誤解

一問一答

Q1:壁長30cm の壁は壁量計算に算入できるか?

A1:算入不可(45cm未満のため)

Q2:床面積100m2で有効壁長合計が1000cmのとき壁量は?

A2:1000cm ÷ 100m2 = 10.0 cm/m2

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理解度チェック

Q.

壁式RC造の壁量はどう求める?

「有効な壁の合計長さ÷床面積」で求めます。

Q.

壁量に算入できない壁は?

長さ45cm未満の壁は壁量に算入できません。


ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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