建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 二級建築士の問題 構造解説 > 座屈耐力の大小を見つける問題 H28年

二級建築士H28 座屈耐力の大小を見つける問題

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


No.6から応力や反力を求める問題から解放されました。今までとはタイプの違う問題ですから、気を引き締めて取り組みましょう。

座屈荷重の大小関係として正しいものを選ぶ問題です。座屈荷重とは、座屈耐力と言い換えると理解が早いと思います。座屈に関する耐力が大きいものから順に並び替えれば良いのです。


スポンサーリンク



この問題は直観的に解くのは、やや難しいかもしれません。普通なら柱の長さが長い方が、座屈(つまり圧縮力)に弱い気がします。しかし、良く見ると境界条件が、A,B,Cで異なっています。


これらの違いを、どう評価すれば良いでしょうか。


さて、座屈耐力は部材の剛性と、座屈長さが関係していました。座屈長さは、部材長さLをそのまま適用できるわけでもなく、部材長さに換算係数を掛けた値となります。

もう一度、問題を眺めてみるとA,B,Cの柱は、剛性は同じようです。違うのは境界条件だけ。つまり、座屈長さの小さい順に座屈耐力が大きくなるのです。


Aは両端固定と書いてあります。両端固定の場合、座屈長さ=部材長さ×0.5倍です。よって、

Bは両端ピンです。両端ピンのとき、座屈長さ=部材長さ×1.0倍なので、そのままLです。

Cは、片持ち柱です。片持ちのとき、座屈長さ=部材長さ×2.0倍なので、

となります。


座屈長さが短い方が座屈耐力としては大きくなりますから、


C>A=B


が答え。5番が正解です。


【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)



▼スポンサーリンク▼

▼【好評!】管理人おすすめ▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

noteで学ぶ建築士試験の構造

ゼロから建築士試験の構造を勉強しよう~!

ゼロから学ぶ建築士試験の構造

【好評】LINEで質問!

管理人に質問してみる?

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

【初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

▼【好評!】管理人おすすめ▼

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 二級建築士の問題 構造解説 > 座屈耐力の大小を見つける問題 H28年
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事