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ラーメン構造に2つの荷重が作用し、その応力を求める問題です。2つの荷重が作用しているから、複雑だと感じるかもしれません。
しかし、荷重を別々に考えれば、いつも通り解くことができます。
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まず鉛直荷重による反力を求めます。4kNが中央に作用しているので、これは明らかに
です。
次に水平力による反力を求めます。右側に2kNの力が作用していますが、この反力は、下記のように算定できます。
注意する点は、水平力はラーメンを倒そうとする力(回転させる力)ですから、上図の場合、B点には押し込み側の力が、A点は浮き上がろうとする力が作用します。ゆえに、
です。
さて、鉛直時と水平時の反力を組み合わせると、
となります。この段階で、答えは1か2に絞られました。
次はC点における曲げモーメントを求めます。これも、2つの荷重別に分けて考えて、後で足し合わせる方法が考えやすいです。
まず鉛直荷重による曲げは、中央(C点)で最大になるので、
です。
次に、水平力によるC点の曲げを求めます。B点はローラー支持です。つまり水平反力は発生しませんから、B点の柱には曲げモーメントがありません。
A点の柱には反力による曲げが柱頭部で最大となり、これと釣り合うように梁の左端に曲げが作用します。
この曲げは、
です。
C点はスパンの半分に位置していますから、曲げモーメントも長さの比率より半分になるので、
です。
符号を考えませんでしたが、鉛直時の曲げモーメントと水平時の曲げモーメントは、互いに同じ向きに発生しています。よって、
となります。
答えは2番です。
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