この記事の要点
2級建築士の学科試験で構造計算問題を初めて解いたとき、「計算量が多い」より「どの公式を使うか判断できない」のが難しかった。問題文の「単純梁」「片持ち梁」という単語から使う公式を即座に選べるかどうかが、時間内に解き切る鍵だ。
頻出パターンは反力計算・曲げモーメントの最大値・座屈長さの三種。本記事でパターン別の攻略法をまとめる。
図心・断面二次モーメント・曲げモーメント・ラーメン・トラス・座屈・壁量など、問題の種類ごとに解き方の流れを整理しておくと、実際の試験での対応がしやすくなります。
この記事では、2級建築士試験問題の構造計算とは何か、どのような問題があるのか、2級建築士試験問題の構造計算はどう解くのかを整理します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
2級建築士試験では構造計算の問題が出題されます。25問ある構造問題のうち、6問程度が構造の計算問題です。
他は文章問題です。構造計算問題は6/25なので多く無いです。よって「計算問題は捨てよう」という方もいます。しかし、個人的にはおすすめできません。
2級建築士の計算問題は、毎年似たような問題が出題されます。過去問を中心に、解き方の流れを覚えれば貴重な得点源になります。
今回は、2級建築士試験の構造計算問題の種類、解き方、曲げモーメントの関係について説明します。
2級建築士の構造計算の解き方は、当サイトで製作した問題集も参考になります。
2級建築士構造計算問題解説集|問題の流れと解き方を手順で学ぶ
2級建築士の問題と構造力学の関係は、下記が参考になります。
二級建築士の構造力学とは?問題の特徴・覚えるべき公式と独学での合格法
2級建築士試験では、構造計算の問題が出題されます。25問ある構造問題のうち6問が計算問題、19問が文章問題です。
計算問題の割合はけっして多く無いため、構造力学が苦手な受験者は「計算は捨てよう」と考えます。
これは誤りです。理由は下記の3つです。
① 文章問題の方が難しい
② 計算問題は過去問とほとんど同じ
③ 6問も捨てると足切りの可能性、総合得点が足らない可能性がある
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
まず、構造は文章問題の方が難しいです。理由は問題形式です。文章問題は「最も不適当な選択肢」を選ぶ問題です。全ての選択肢を注意深く読まないと正答肢が判断できません。
一方、計算問題は「正しい選択肢を選ぶ」問題です。適切に計算する必要はあるのですが、ひっかけ問題は無いです。
2つめの理由は、「計算問題は過去問とほぼ同じ」である点です。過去問の解き方の流れを覚えれば、必ず解ける問題ばかりです。
当サイトでは、2級建築士の過去問題を分析して「計算問題の解き方の流れ」をパターン化しました。詳細は下記が参考になります。
2級建築士構造計算問題解説集|問題の流れと解き方を手順で学ぶ
力学が苦手な人でも、パターンを暗記すれば解けるでしょう。
3つ目の理由は、「6問も捨てたら足切り、総合得点が足らない」可能性がある点です。
「構造力学が苦手」だからといって、捨ててしまっては試験そのものが危うくなります。
2級建築士試験と構造力学の関係は、下記が参考になります。
二級建築士の構造力学とは?問題の特徴・覚えるべき公式と独学での合格法
2級建築士試験で出題される構造計算問題には下記の種類があります。解き方は、各リンクが参考になります。
・図心の計算
図心の計算 リンク
・断面二次モーメントの計算
断面二次モーメントの計算 リンク
・曲げ応力度と許容曲げ応力度の計算
曲げ応力度と許容曲げ応力度の計算 リンク
・梁の曲げモーメント、せん断力、反力の計算
梁の曲げモーメント、せん断力、反力の計算 リンク
・ラーメン構造の曲げモーメント、せん断力、反力の計算
ラーメン構造の曲げモーメント、せん断力、反力の計算 リンク
トラス構造の部材に生じる圧縮力、引張力の計算 リンク
・座屈荷重や座屈長さの正しい大小関係の計算
座屈荷重や座屈長さの正しい大小関係の計算 リンク
・壁量の計算
壁量の計算 リンク
2級建築士試験の構造力学の覚えるべき公式は、下記が参考になります。
二級建築士の構造力学とは?問題の特徴・覚えるべき公式と独学での合格法
上記の問題について、解き方の流れ(パターン)を覚えれば、実際の試験でも対応できます。
当サイトで過去問の傾向を分析し、解き方の流れを解説した参考書を製作しました。詳細は下記が参考になります。
2級建築士構造計算問題解説集|問題の流れと解き方を手順で学ぶ
2級建築士試験では曲げモーメントを計算する問題が出題されます。また、曲げモーメントの算定が必要な問題は3問程度あります。梁の曲げモーメント、ラーメン構造の曲げモーメントは必ず理解したいですね。
曲げモーメントの求め方、公式は下記が参考になります。
曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁
ラーメン構造の曲げモーメント図の書き方|鉛直・水平荷重別に解説
| 問題種類 | 主な内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 断面二次モーメント | 断面形状から I を計算 | 公式を暗記・移動の定理 |
| 曲げモーメント | 単純梁・片持ち梁の M 図 | 支点反力→M の計算順序 |
| ラーメン | 柱梁一体構造の応力計算 | 固定端モーメントの理解 |
| トラス | 節点法・断面法による部材力 | 引張・圧縮の判別が重要 |
| 座屈 | 細長比・座屈荷重の計算 | 座屈長さと端末条件に注意 |
| 壁量計算 | 必要壁量・存在壁量の確認 | 木造耐力壁の規定を整理 |
今回は2級建築士試験の構造計算について説明しました。試験では計算問題が6問出題されます。
「計算は捨てよう」と思わないでください。構造は、計算問題より文章問題の方が難しいからです。
慣れてしまえば計算問題は得点源になります。過去問を中心に学習し、計算問題に慣れましょう。下記も参考になります。
2級建築士構造計算問題解説集|問題の流れと解き方を手順で学ぶ
二級建築士の構造力学とは?問題の特徴・覚えるべき公式と独学での合格法
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
二級建築士の構造25問のうち計算問題は何問程度?
6問程度で、他は文章問題です。
構造計算問題の頻出3パターンは?
反力計算・曲げモーメントの最大値・座屈長さの三種です。
問題文のどの単語が公式選びの鍵になる?
「単純梁」「片持ち梁」などの単語から、使う公式を即座に選べるかどうかが鍵です。
