この記事の要点
木材の比重は含水状態によって変わり、一般的に気乾状態(含水率15%)の値を基準に用います。
補足:比重は木材の種類によって異なり、湿潤状態と気乾状態で値が異なることに注意が必要です。
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木材の比重は、針葉樹で0.3~0.5程度、広葉樹で0.5~1.0程度のものが多いです。水の比重が1.0なので、ほとんどの木材は水に浮かぶということです。また、木材は水を含むので「含水状態(がんすいじょうたい)」に応じて比重の値も変わります。建築では一般的に「気乾状態(きかんじょうたい)」の比重を使います。
今回は木材の比重と値の一覧、水の比重との関係、竹と杉の比重について説明します。木材の重さなど下記も参考になります。
木材のm3(立米)をt(トン)に換算する方法は?1分でわかる計算、体積と重量の関係
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木材の比重は、木材の種類によって変わります。木材には色々な種類があるので比重の値を暗記するのは難しいです。目安として針葉樹の比重は0.3~0.5程度、広葉樹の比重は0.5~1.0と考えておくと良いでしょう。
木材の比重の値(気乾状態)を一覧で示しました。下記以外にも色々な木材の種類があるので調べてみてくださいね。
杉(すぎ) ⇒ 約0.38
黒松(くろまつ) ⇒ 約0.54
エゾ松(すぎ) ⇒ 約0.41
赤松(すぎ) ⇒ 約0.49
檜(ひのき) ⇒ 約0.41
米ツガ(べいつが) ⇒ 約0.54
ひば ⇒ 約0.40
さくら ⇒ 約0.51
もみ ⇒ 約0.44
欅(けやき) ⇒ 約0.67
ブナ ⇒ 約0.53
キリ ⇒ 約0.30
木材の比重は、木材の含水状態(がんすいじょうたい)で変わります。木材の中にたっぷり水が含まれた状態を「湿潤状態(しつじゅんじょうたい)」といいます。
湿潤状態では含水率30%(質量の30%が水分)、気乾状態で15%程度、絶乾状態で0%です。一般的に木材の比重は「気乾状態」における値を示します。
また上記のように木材の比重は、水の比重1.0より小さいものが多いです。つまり木材は水に浮かぶ、ということです。
ちなみに水より重い木材として「紫檀(したん)、黒檀(こくたん)」があります。高級家具等に使われる木材です。
各木材の重さの計算は下記が参考になります。
竹と杉の比重を下記に示します。
竹(たけ) ⇒ 0.5~1.2
杉(すぎ) ⇒ 約0.38
竹は木材では無いですが、パビリオンなどで使うことも多い材料です。加工もしやすく日本では身近な材料なので、是非覚えてくださいね。
混同しやすい用語
比重
水の密度を1としたときの、材料の密度の比。無次元数。
気乾状態の比重
含水率15%の木材における比重。設計で最もよく使う値。
湿潤状態の比重
生材など水を多く含む状態での比重。気乾より大きくなる。
密度と比重の違い
密度は単位体積あたりの質量(kg/m3)、比重は水との比(無次元)。
木材の比重を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 針葉樹(杉・松等) | 比重0.3~0.5程度 | 軽量で加工しやすい |
| 広葉樹(欅・桜等) | 比重0.5~1.0程度 | 硬く強度が高い |
| 水(基準) | 比重1.0 | ほとんどの木材は水に浮く |
今回は木材の比重について説明しました。木材には色々な種類があります。種類によって比重の値も変わります。また木材は水を含む素材です。含水状態に応じて比重の値が変わる点にも注意しましょう。一般的には気乾状態における比重の値を採用します。木材の重さなど下記も勉強しましょう。
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試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、木材の比重・密度に関する問題が出ることがあります。「比重1未満=水に浮く」というイメージを持つと理解しやすいです。気乾状態の比重値と含水状態の関係を押さえておきましょう。