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断面力図とは、算定した断面力を分かりやすく図で描いたものです。よって断面力の算定が必要不可欠となります。今回は断面力図の意味と、断面力図の簡単な描き方を勉強しましょう。※断面力については下記が参考になります。
断面力とは?1分でわかる意味、種類、計算、応力との違い、例題
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断面力図とは、前述したように「断面力」を分かりやすく図で示したものです。断面力には、曲げモーメント、せん断力、軸力があります。これらの断面力を数値だけで理解することは、難しいでしょう。
そのため図で表し、どこで最大・最小の値になるのか示します。構造設計の実務でも、応力算定の結果を必ず断面力図で表すことが義務づけられています。曲げモーメント、せん断力、軸力は下記が参考になります。
曲げ応力とは?1分でわかる意味、公式と演習問題、単位、曲げ応力度との違い
せん断応力とは?1分でわかる意味、公式と計算法、記号、平均せん断応力
軸方向力とは?1分でわかる意味、読み方、軸力との違い、求め方、圧縮軸力と引張軸力
さて、「断面力とは?」で学んだように、それぞれ断面力を求めることができましたね。このように、集中荷重が作用した場合の断面力で、せん断力は定数、曲げモーメントはxの変数を含む一次関数で表すことができました。
この式だけだと直感的にわかりにくいので、断面力は図によって表すことが一般的です。それぞれ、M図Q図、N図といいます。求めた断面力をもとに図を描いてみましょう。
※せん断力図では、図のように上向きが正の値です。しかし、曲げモーメント図では下向きが正の値となりますので、注意しましょう。※曲げモーメント図については、下記が参考になります。
曲げモーメント図とは?1分でわかる意味、書き方、正負と引張側
0 < L/2及びL/2 < Lの場合
0 < L/2の場合
及びL/2 < Lの場合
0 < L/2の場合
及びL/2 < Lの場合
以上のようにグラフを描くことができました。さて、実は断面力図は簡単に描くポイントがあって、それを使えば非常に簡単に図を描くことができます。皆さんが、断面力や断面力図についてきちんと理解すれば、以下に示す方法を用いても問題ないと思います。
さて、同様に以下のような単純梁を考えます。
初めにRA 、RBの反力を求めます。実はこれだけで、せん断力図描くことができます。以下に手順を示しました。※反力については、下記が参考になります。
たったこれだけです。構造力学の試験や建築士の問題では、スピードがカギとなります。ある程度のテクニックや慣れは必要です。使えるものは使ってしまいましょう。上記を図で示しました。
次に、曲げモーメント図を描いてみます。これはもっと簡単です。支点の性質として、ピン支持やローラー支持にはモーメントが作用しません。よって、ここの曲げモーメントが0です。※支点については、下記が参考になります。
曲げモーメントは荷重が作用しているところに発生します。Pが作用する位置の曲げモーメントを求めましょう。
今回は断面力図について説明しました。ぜひ、描き方をマスターして頂ければと思います。下記も併せて学習しましょう。
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曲げ応力とは?1分でわかる意味、公式と演習問題、単位、曲げ応力度との違い
曲げモーメント図とは?1分でわかる意味、書き方、正負と引張側
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