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木材の重さは種類により変わりますが、水より軽いものが多いです。試しに、水の上に木材を浮かべてみましょう。水の上に浮かぶはずです。今回は木材の重さと計算方法、重量と立米(m3)の関係について説明します。
重量と立米の関係、重さの計算方法は下記が参考になります。
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木材の重さは、種類により変わります。スギやマツに比べて、ナラは2倍以上重いです。まずは木材の種類と重さの関係を理解しましょう。下記に示します。
キリ ⇒ 4kN/m3(400kg/m3)
スギ、米スギ、エゾ松、米松 ⇒ 5kN/m3(500kg/m3)
ヒノキ、モミ ⇒ 6kN/m3(600kg/m3)
黒松 ⇒ 7kN/m3(700kg/m3)
ケヤキ、カラマツ ⇒ 8kN/m3(800kg/m3)
ナラ ⇒ 9kN/m3(900kg/m3)
アカカシ ⇒ 10kN/m3(1000kg/m3)
コクタン、シタン ⇒ 13kN/m3(1300kg/m3)
コクタン(黒檀)や紫檀(シタン)は、木材の中でも硬く重いです。そのため高価な木材として取引されています。
同じ松でも、米松と黒松、カラマツでは重さが全く違いますね。上記の重量の単位を、「単位体積重量」または「密度」といいます。両方とも単位体積当たりの重量を表します。詳細は、下記が参考になります。
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実際に、木材の重さを計算しましょう。下図をみてください。縦と横の長さ、高さが分かっています。コクタンを使った物です。重さを計算してください。
体積=1×2×3=6m3
コクタンの単位体積重量は、13kN/m3なので、木材の重さは
13×6=78kN(7800kg)
です。計算の流れは簡単です。まず「体積を計算」して、単位体積重量または密度とかければ良いですね。
木材に限らず、重量は体積が大きくなるほど大きいです。下図をみてください。2つの木材があります。同じ木材を使うとき、体積が大きいBの方がAより重いですね。
では、下図はどうでしょうか。体積は違いますが、単位体積重量も違います。Aはコクタン、Bはモミを使っています。体積はAが1m3、Bが3m3です。
重量を計算すると、
A 1×13=13kN
B 3×4=12kN
であり、Aの方が重いことが分かります。木材の重さは、必ずしも体積だけで決まるとは限りません。鋼と違い、「材質」により重量も大きく変わると覚えてくださいね。
今回は木材の重さについて説明しました。意味や計算方法が理解頂けたと思います。木材は種類によって重量が違います。今回紹介した一例を理解しましょう。また、重量と体積、単位体積重量の関係を勉強してくださいね。下記が参考になります。
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単位体積重量とは?1分でわかる意味、一覧、土と水の値、記号、求め方
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