この記事の要点
「直感で理解する構造力学の基本」はタイトルとは裏腹に積分記号などの数式が登場し、初学者には難易度がやや高い内容が含まれる。良い点として構造力学の本質を丁寧に解説しており、ある程度の基礎知識がある中級者にとっては理解を深める有益な一冊です。
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構造力学の書籍は初学者向けから中〜上級者向けまで幅広く、目的に合った一冊を選ぶことが大切です。仕事柄、構造力学の本をよく読みます。普通の方は1冊や2冊あれば十分ですが、当サイトを運営する以上、色々な「わかりやすい構造力学本」を読んでいます。古い本、最新本、手あたり次第です。
今回は、初学者には「少し難易度が高いかなぁ」と思う書籍をご紹介いたします。下記の本「直感で理解する構造力学の基本」です。
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本書は、「直感で理解する構造設計の基本」に続く、直感シリーズの第2弾ですね。前著がすごく分かりやすくて良い本だっただけに、少しがっかりしました。
結論からいうと、構造力学に悩む初学者(学生さん)には難易度が高いなぁと思いました。構造力学のイロハを、一般的な話に例える妙は前著に引き続き健在でした。ただ、たとえ話が冗長的だと感じさせます。
また、「簡単な話と難しい話の落差がすごい」です。第2節の「力の安定の話」では、力の関係用語を、牛肉の部位になぞらえて説明されています。分かりやすいです。ただ、その後突然、応力と外力のつり合いの話がでてきます。
入口は広いけど出口が狭いみたいな、1000円しかかかりません!と言われたのに、実際は3000円かかったみたいな・・・。構造力学が本当に苦手な人は、はじめの一般的な説明だけ読んで挫折する可能性もあります。
3章以降からは、割と数式を使います。4章に至っては、当たり前のように「積分記号」が多用されます。
以上、僕は、構造力学の初学者に本書をおすすめしません。下記に、良い点と悪い点を整理しました。
構造力学のイロハが一般的な話に例えて説明されている
「難しい数式をは必要最小限!」と書いてあるが、積分記号など多用。
「直感で理解する」の部分がよくわからない。
直感の説明より、数式による説明が多かった。
例えば話が冗長的に感じる。
混同しやすい用語
構造力学と材料力学
構造力学は建物の骨組み(梁・柱・トラスなど)に生じる力や変形を解析する学問です。材料力学は材料内部に生じる応力やひずみを解析する学問で、両者は密接に関連しています。
初学者と初心者
初学者はある学問を学び始めたばかりの人を指します。初心者はある技能・分野において経験が浅い人を指します。専門書では初学者・初心者を同じ意味で使うことが多いですが、厳密には前提知識の有無が異なります。
構造力学書籍の難易度と特徴を整理した表を示します。
| 書籍名 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 直感で理解する!構造力学の基本 | 中〜上級 | 積分記号など数式あり・本質的な理解向け |
| 初学者向け入門書(例) | 入門〜初級 | 図解中心・基礎から順を追って学べる |
| 実務向け参考書(例) | 中〜上級 | 計算手順・実務事例が豊富 |
今回は、初学者に少し難易度が高い書籍ということで、「直感で理解する構造力学の基本」を紹介しました。前著が分かりやすくて良い本だっただけに少し残念でした。難しい数式は最小限と書いてありますが、実際は積分記号などが多用され、難しく感じます。初学者の方にはおすすめできません。
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また、初学者の方が構造力学を勉強するなら、下記の書籍をおすすめします。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
タイトルが「初学者向け」を連想させますが、内容は少し難しめです。ある程度の基礎知識を持った方が読むと、理解が深まる書籍だと感じます。