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「直感で理解する構造設計の基本」を購入しました。定価2400円と少しお高めの本ですが、内容は最高です。
特に若手構造設計者におすすめしたい本なので、本書の良い点と悪い点をいくつか挙げていきます。
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ややこしい数式抜きに構造設計の実務が学べる本はないものか。そう思っているときに出会ったのが、この本でした。
手計算から一貫計算プログラムへ。そのため、若手設計者が「力の流れを把握する力」「直感力」が失われていると、本書で訴えていました。
僕も構造設計者として働いてきましたが、上司が全く同じことを言っていたなぁと懐かしながら読みましたね。全て書ききれませんが、具体的にはこんな感じです。
電算に入れる前に力の流れをイメージする
桁間違いはないか、大体のオーダーを把握する
本を読め
僕が5年間、口を酸っぱくして言われていたことと、本書の内容はほとんど同じで、この本をもっと早く読めたらよかったなと思いましたね。前述したポイントを、それぞれ説明します。
1つめは、電算に入れる前に力の流れをイメージすること。本書では、「水の流れ」とか「あみだくじ」と表現されていました。秀逸な例えです。詳しくは実際に本書を読んで体感して欲しいのですが、アマゾンからチョットだけ読むこともできるので、気になる方は下記からどうぞ。
2つめは、桁間違いはないか大体のオーダーを把握すること。構造計算は桁間違いが最も恐ろしいですね。1kNと10kNでは全く違いますから。ケアレスミスだけに何とか防止したい。でも計算に夢中になると気づけません。それを気付かせるのが「直感力」や「大体のオーダー」です。
ぶっちゃけ小数点以下の細かい計算はどうでもよくて、1ケタ目、2ケタ目を意識しましょう。
最後は本を読め、ということ。構造設計はあらゆる本を参考にします。著者によれば2500ページも読まなきゃならない、とのこと。それを全部覚えるのは無理です。だから、「どこに何があるのか」の大体を把握すること。把握するためには本を読むこと、だそうです。
本書を読めば、若手構造設計者が陥りがちなミスから抜け出すことができる、と思いました。壁筋の話が面白かったです。少し紹介します。
ある学生が著者に、プログラムを見てくれと言いました。断面算定や計算はOKだったのですが、RC壁厚150mmにD25をダブル配筋していたのです。構造屋さんなら、それが非常識なオーダーだとわかりますね。
ここまで極端なミスはそうないのですが、伏図をみて一見問題なさそうでも、立体的に考えると梁が繋がっていなかったり、損なミスをやりがちです。立体的なイメージを持ちましょう、というメッセージが伝わりました。
とても良い本でした。難しい数式は一切なしで、構造設計の根幹が分かります。若手設計者に是非おすすめしたい本ですね。将来構造設計をしたい学生も、1冊は持って損はないですよ。
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