この記事の要点
「建築の構造」はマリオ・サルバドリー著の名著で、構造嫌いの建築学生でも読める内容です。教科書と異なり「荷重」「材料」に着目したユニークな構成で、意匠系の方にも強くおすすめします。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
建築の構造(マリオ・サルバドリー著)は構造嫌いを変える名著です。「構造力学が嫌い、苦手」という方は多いと思います。実際、僕も学生時代そうでした。そこから構造が好きになるキッカケになった本があります。それが「建築の構造」という名著です。
本書の最も素晴らしい点は、「数式を使わず構造力学を説明している」ことです。構造嫌いから、「構造が好き、面白い」と感じる1冊です。今回は、構造嫌いの方に「建築の構造」を読んだ感想と、良い点、悪い点を紹介します。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
「建築の構造」は、建築で扱う構造力学を、数式や数学の知識を一切使わずに説明した本です。ちなみに著者は、イタリア人のマリオ・サルバドリー氏。コロンビア大学の教授で、本書は大学の授業内容をまとめたものです。
構造力学ときくと、数式を思い出して拒否反応を示す方がいます。その心配が一切ありません。驚きなのが数式を一切使わずに、構造力学の本質が見事に解説されている点です。
下記に、良い点と悪い点を述べます。
・数式を使わず建築の構造力学が説明されており、初学者でも理解しやすい
・構造力学がなぜ必要か、実現象と関連付けて理解できる
・コロンビア大学の授業内容であった実績がある
・公式や数式が一切書いていない
公式や数式がないため、構造力学の計算を勉強したい人には不向きです。その他、悪い点は無いですね。
また、本書では「なぜ構造力学を勉強する必要があるのか」という本質が学べます。公式や数式を覚えるより遥かに大事な情報が網羅されています。全ての建築学生が読んでも損は無い本です。
本書の目次を、下記に示します。
1.建築構造
2.構造物の荷重
3.構造材料
4.構造上の必要条件
5.応力の基本状態
6.引張と圧縮の構造
7.梁
8.架構とアーチ
9.構造性状のいくつかの優れた点
10.格子、板および折板
11.膜
12.薄肉シェル
13.結論
上記の目次を見てわかるように、一般的な構造力学の参考書と全く違う構成です。構造力学であまり勉強しない「荷重」「材料」という点に着目しているのも面白いですね。
混同しやすい用語
意匠系の建築書
建物のデザイン・空間・歴史・文化的側面を扱う書籍です。写真や図面が豊富で、設計の感性やアイデアを育てるのに役立ちます。
構造系の建築書
建物の力学・材料・構造計算などを解説する書籍です。数式や計算が中心ですが、「建築の構造」は構造嫌いでも読めるやさしい内容で書かれた珍しい一冊です。
建築の構造(マリオ・サルバドリー著)の概要を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 評価・補足 |
|---|---|---|
| 著者 | マリオ・サルバドリー(コロンビア大学教授) | 著名な構造設計者・教育者 |
| 最大の特徴 | 数式を一切使わず構造力学の本質を解説 | 構造嫌いでも読みやすい |
| 対象読者 | 意匠系・構造系を問わず全建築学生 | 一級建築士試験の勉強にも活用可 |
本書は、実際多くの実務者が高評価しています。また著書のマリオ・サルバドリー氏はコロンビア大学の教授で、優秀な構造設計者であり教育者です。1冊持っておいて損は無いです。構造が苦手な方でも読めるので、「自分は意匠系だから・・・」という方にもおすすめします。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
「建築の構造」は意匠系の学生にも強くおすすめできる名著です。構造を数式ではなく概念で理解できるため、設計への応用や一級建築士試験の勉強にも役立ちます。