この記事の要点
「最新耐震構造解析(第3版)」は建築物の振動解析をゼロから学べる入門書で、大学授業にも使われる大好評の書籍である。
固有振動数・モード解析・時刻歴応答解析など振動解析の基礎から実務応用まで体系的に解説しており、構造設計者の学習書として適している。
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最新耐震構造解析は、建築物の振動解析を学べる本です。振動解析の入門書として大好評の本です。
学生の時、振動解析の教科書が「最新耐震構造解析」でした。構造が専門で無い人でも、本書を持っている人、必要になる人は多いと思います。
今回は、最新耐震構造解析を読んだ感想を紹介します。
本書は、建築物の振動解析を学べる本です。振動解析の入門書として大好評で、大学の授業で使うこともあります。
実際、僕が学生の頃、振動解析の授業では本書を使いました。振動解析の知識が一通り身につく良書です。
・振動解析の入門書として分かりやすい
・数式を多用するので、最低限の数学の知識が必要
振動解析の入門書として分かりやすいと評判ですが、最低限の数学の知識が無いと読むのが難しいです。微分方程式の知識を身に付けるとスムーズに読めるでしょう。
とはいえ、振動解析を学ぶ上で、最低限の数学の知識は避けては通れません。他の本と比べても、振動解析の参考書として分かりやすいので、おすすめしたいですね。
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本書の目次を、下記に示します。
第1章 1自由度系の線形応答
第2章 多自由度系の線形応答
第3章 応答の数値解析
第4章 弾塑性応答
第5章 フーリエ解析*
第6章 ランダム振動*
第7章 地震動の性質
第8章 地盤の振動
第9章 建物の地震応答解析
第10章 建築物の耐震性
参考文献
索引
上記の全てが重要な章ですが、まずは1,2章を理解しましょう。7~10章にかけては、実務と関連する話も多いので、構造設計に携わる方は興味深く読めるでしょう。
混同しやすい用語
振動解析(動的解析)
時間とともに変化する動的荷重(地震・風振動等)に対して、建物の時刻歴応答(変位・加速度の時間変化)を計算する解析手法。
静的解析に対して、振動解析は建物の固有振動数・減衰特性を考慮した高度な計算であり、超高層建物や免震建物の設計で用いる。
静的解析(等価静的解析)
地震力を静的な水平力に等価変換して荷重として与え、応力・変形を求める解析手法で、一般的な構造計算ルートで使用する。
振動解析に対して、静的解析は計算が簡易で効率的だが、建物の動的特性(高次モード・ねじれ振動等)を直接考慮しない。
最新耐震構造解析の構成と特徴を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 対象読者 | 構造系大学生・大学院生・構造設計者 | 大学の授業でも使用される |
| 主な内容 | 1自由度系・多自由度系の線形応答、弾塑性応答 | 微分方程式の基礎知識が必要 |
| 実務との関連 | 地震動の性質・建物の地震応答解析 | 第7?10章が実務応用に対応 |
今回は、最新耐震構造解析について紹介しました。振動解析をゼロから学ぶなら本書をおすすめします。振動解析の入門書として大好評で、大学の授業でも使います。
ちなみに定価は4000円で、そこそこ高いです(もちろん、その価値はあります)。
ただ、アマゾンでは中古本がかなりお安く販売されているので、アマゾンの購入が良いかもしれませんね。
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この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では固有周期・共振・減衰の概念と、静的解析・動的解析の違いが出題されます。
振動解析は試験では概念的な理解で十分なため、「固有周期が地震波と一致すると共振する」という本質を押さえましょう。